歴史と伝統を体感!北海道のお祭り9選
地域のことを深く理解するのに最適なのが、その地域で古くから行なわれてきたお祭りへの参加です。特に北海道では、様々なお祭りが開催されています。その時期にその場所でしか体験できない思い出作りに、旅行の際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
これから北海道を旅行するという方や、現在、北海道に住んでいる方も、改めて伝統的な祭りに注目すると新しい発見や出会いがあるかもしれません。北海道にはどんなお祭りがあるのか、開催時期や場所などをチェックしてみましょう。
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春に一面が紫色に包まれる「さっぽろライラックまつり」
毎年「大通公園」で開催される伝統的な祭りで、無料でライラックの苗をもらえることから、地元でもファンが多い行事となっています。ライラックまつりがスタートしたのは、1959年(昭和34年)のことです。ライラックまつりは「ライラックの花が咲き揃う季節に、文化の香り高い行事を行なう」というコンセプトで始まりました。
ライラックの木は1960年(昭和35年)に札幌の木に指定され、春になると住宅地や公園などでも見かけるなじみの深い木です。ライラックの花の色には白と紫がありますが、紫の方が一般的で、一面紫に染まる様子は圧巻と言えます。
祭りの会場となるのは、「大通公園」。約400本のライラックの木が植えられ、祭り会場では音楽祭やお茶を楽しむ野だてが開催されます。2008年(平成20年)には「川下会場」も開催場所として加えられ、その内容は一層充実しました。北海道グルメを味わうこともできるため、食を楽しむ祭りとしてもおすすめです。すべての会場をはしごして、スタンプラリーを制覇しましょう。
地元のブランド牛を食べつくす「白老牛まつり」
白老牛を堪能できるこの祭りは、初夏の爽やかな時期に開催されます。会場内では、白老牛だけでなく白老黒毛和牛が登場。白老黒毛和牛100%のハンバーグや白老バーガーは、訪れたならぜひ味わっておきたい一品です。
会場で白老グルメを買って食べる以外にも、炭火コンロでその場で焼いて食べるのもおすすめであり、前売り券も販売されています。毎年6月上旬の2日間にわたって開催されるため、白老牛まつりを狙って行くなら、事前にチケットを購入しておくのがおすすめです。
会場まではJR白老駅より無料のシャトルバスが運行しています。大駐車場も完備しているため、車で訪れることも可能です。会場内ではお酒も楽しめるため、お酒を飲む予定の方は、シャトルバスを利用しましょう。
白老牛まつりは、1989年(平成元年)からスタートし、今や毎年4万人の人が来場する北海道の有数の祭りとして定着しました。白老町にはアイヌ文化を学ぶことができる「ポロト湖畔」や天然温泉、手付かずの自然などがあるため、併せて訪れてみるのもおすすめです。
迫力のある舞台を鑑賞できる「YOSAKOIソーラン祭り」
1992年(平成4年)に10チーム、1,000人の参加者からスタートした祭りです。今では日本全国はもちろん、海外からの参加者も増え、札幌で開催される初夏の主要イベントにまで成長しました。その規模は参加者3万人、観客数およそ200万人にのぼります。
北海道のYOSAKOIは、「鳴子」を持つこと、「ソーラン節」を入れることがルール。各チームによって曲や踊りは異なり、地方車(じかたしゃ)の装飾や音響にもこだわっているため、独自のパフォーマンスを見ることが可能です。かわいい子どものチームや、活気ある踊りを見せてくれる若いチームなどもあります。
会場は市内でも20ヵ所以上。「大通公園」を中心として、各地域のお店の駐車場や、一般道を利用して迫力ある踊りを見ることができます。観光が目的であれば、大通公園南北パレード会場がおすすめ。全長500mの会場で、各チームが踊りながら進む様子を間近で見ることができ、踊り手の熱気まで伝わってきます。
各会場によってその日に見ることができるチームは異なるため、会場選びも楽しみのひとつ。ファイナルステージの入場にはチケットが必要になるため、受賞チームを見たい場合は事前にチケットを購入しておきましょう。
【YOSAKOIソーラン祭り】
花火観覧や知床の海の幸を味わおう「知床開き」
知床町で6月に開催されている、約半世紀の歴史を持った祭り。知床で1年の最初に開催され、町全体がお祭りムードで賑わい立つ雰囲気を楽しむことが可能です。祭り会場となるのは、羅臼漁港を中心とした一帯であり、「千人踊り」と呼ばれる舞いで町民たちが市街地まで踊り歩きます。会場内では、綱引きやドッジボール大会も開催。
会場内には多くの屋台が登場し、海産物の炉端焼きが食べられるなど、知床グルメを堪能できるのも魅力のひとつです。祭りの前夜祭には、メイン会場で地元学生のYOSAKOIが披露され、知床の伝統を感じることができる演奏もあります。
前夜祭のしめくくりとなるのは、知床の夜空に打ち上げられる花火大会。前日から当日にかけて、2日間にわたる祭りを楽しむことが可能です。知床は世界遺産に登録され、雄大な大自然を楽しむ場所でもあるので、知床開きのイベント開催と合わせて訪れてみましょう。
支笏湖湖畔に映る「支笏湖湖水まつり花火大会」
毎年6月に支笏湖(しこつこ)湖畔にて開催される「支笏湖湖水まつり花火大会」。花火大会は2日間の日程で、会場内のステージでは様々なイベントが開催されています。地元の人たちの演奏など、昼間から楽しめる祭りです。
花火大会は毎年6月下旬夕刻からの打ち上げで、迫力ある打ち上げ花火見たさに、毎年多くの人が訪れます。花火は支笏湖の湖水から打ち上げられ、水面にその美しい姿が映り込むのがポイント。約30分間打ち上げられたあとのダイナミックなフィナーレが見どころです。
支笏湖は札幌から車で約1時間、新千歳空港からは約30分でアクセスすることができます。観光地としても知られており、支笏湖の自然や「美笛の滝」、「苔の洞門」などが人気のスポット。厳かで落ち着いた雰囲気を堪能することが可能で、温泉宿もあることから、宿泊して楽しむ方もいます。支笏湖へ観光に訪れるなら、花火大会開催日とも合わせて予定を立てるのがおすすめ。
北の大地のガーデニングに触れる「花フェスタ」
「花フェスタ」は1993年(平成5年)に始まった初夏の祭りです。開催される会場は「大通公園」を中心とした札幌会場と、旭川会場に分けられています。札幌会場では、毎年、農業高校生ガーデニングコンテストや、四番街商店街に繰り広げられる「フラワーロード」、「大通公園花壇コンクール」などが開催され、街全体が花で彩られることが特徴です。
花フェスタの目玉となるのが、北海道農業高校生ガーデニングコンテスト。通称「ガーデニング甲子園」と呼ばれるこの大会では、地元で農業を学ぶ高校生がガーデニングを披露し、毎年工夫を凝らした作品を見ることができます。
他の会場でもガーデニンググッズの販売や、ガーデニング作品が展示されており、花好きの方におすすめ。札幌駅前地下広場では、蘭コンテストを受賞した作品も鑑賞可能です。旭川会場となる「旭川大雪アリーナ」では、屋内や屋外での特長を生かしたガーデニング作品の展示や苗の販売、無料配布も行なわれています。
2尺玉の花火大会が目玉の「あばしりオホーツク夏まつり」
あばしりオホーツク夏まつりは、毎年7月下旬に開催される網走の夏を象徴するお祭り。網走市南4条通りでは、数多くの踊り手が登場する「流氷おどり」や、高校生ブラスバンド部による生演奏が披露されます。地元の人たちの行進パレードも披露され、子どもたちの姿に元気をもらえると人気です。
あばしりオホーツク夏まつりの見どころは、網走市内の地元の方が参加する迫力満点の「麦稈ロール引き大会」。毎年白熱するこの綱引き大会は、両者の中央に置かれた巨大な麦稈ロールが勝敗の目印とされています。
祭りの目玉となるのは、何と言っても「ワイドスターマイン」「2尺玉」が打ちあがる花火大会で、打ち上げ数は約4,000発となっており、迫力ある花火とその音が網走の夜空を彩ります。花火のメイン会場以外では、地元の人が知る穴場スポットから帽子岩とオホーツク海と花火を同時に見渡すこともでき、大自然を堪能できます。暗くなってから海に映し出される花火が美しく、約1時間にわたりサウンドと花火とのコラボレーションを楽しめる、粋な花火大会です。
あばしり道の駅では「夕市まつり」も同時開催。網走市のグルメを味わうことができ、道の駅からも花火大会を楽しむことができます。
噴火のごとく手筒花火を打ち上げる「地獄の谷の鬼花火」
地獄の谷の鬼花火は、北海道有数の温泉地としても有名な「登別温泉」で開催される夏の祭りです。登別温泉にある地獄谷には、古くから鬼花火伝説が語り継がれてきました。「地獄の谷の鬼花火」では地獄谷に住むとされる「湯鬼神(ゆきじん)」が登場し、噴火のごとく鬼花火を打ち上げます。幸せを願い、人々の厄を持ち去るために放たれていく手筒花火は、迫力満点です。
開催されるのは、毎年6月から7月の木曜日と金曜日。観覧は無料のため、登別温泉に行った際には立ち寄ってみましょう。6月1日のオープニングは一層盛り上がるため、初日に合わせて訪れるのもおすすめです。
祭り観覧に関しては、サンダル、スリッパ、ヒール等の履物では入場できない場所があります。またベビーカーを押したままでは入場はできず畳む必要があるため、小さい子ども連れの方は注意しましょう。
「鬼花火」は2ヵ月のみですが、「鬼火の花」は通年開催。開催は日没からとなり、地獄谷の入口、展望台、遊歩道で幻想的な様子を観覧してみて下さい。
ローボート大会や花火大会がある「めまんべつ観光夏まつり」
めまんべつ観光夏まつりは、網走湖にある女満別(めまんべつ)湖畔にて開催される祭りです。開催は7月下旬の2日間で、ローボート大会や花火大会などがあります。
初日は開会式と餅まきでスタート。子どもたちが参加できるイベントや、地元の人たちによるステージショーも楽しみのひとつでしょう。女性のみのローボート大会は、優勝賞金をかけて、白熱したバトルが繰り広げられます。初日には花火大会も開催され、スターマインやナイアガラ、水上花火と言った迫力ある風景も見ものです。
また、期間中には北海道ドラゴンボート競技会が開催。男女どちらも参加者となり、200mのコースを往復し競うレースです。優勝賞金を狙って、毎年激しい戦いが繰り広げられています。
女満別湖畔は、しじみ獲りでも有名です。袋代を700円で買うと約1kgはしじみを持ち帰ることができ、お土産にも最適。「めまんべつ観光夏まつり」の会場内ではしじみ汁の無料提供もあり、地元の食べ物や飲み物を味わえる飲食コーナーも必見です。
※この記事は、2017年6月時点の情報に基づいて作成されています。
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