【ホームメイト】観光スポットブログ|いい旅、ふた旅。

数ある沖縄のお祭りの中から歴史と伝統を体感できる、厳選した沖縄お祭り一覧。中国や台湾の影響を受け、琉球王国の歴史と文化の流れを汲む沖縄のお祭りは奥が深いです。エイサー、カチャーシー、沖縄民謡など独特の伝統芸能をはじめとして、海の神事のハーリー、山と海の神様を祀るシヌグなど、独自のお祭りや伝統行事をご紹介します。

井元 ミカと沢城 忠孝
全国の観光名所/旅行/温泉/レジャー施設をお探しなら「旅探」
ブログコンテンツTOP
  • 文字サイズ

記事

歴史と伝統を体感!沖縄のお祭り8選

歴史と伝統を体感!沖縄のお祭り8選

沖縄と言えば、沖縄の伝統芸能エイサー、踊りのカチャーシー、沖縄民謡など独特の文化を連想します。中国や台湾の影響を受け、琉球王国の歴史と文化が息づく沖縄は、他の都道府県では見られないめずらしいお祭りの宝庫です。

さらに、南北に細長い沖縄県では、地域によっては伝統的なお祭りが昔の姿のまま守られていることがめずらしくありません。ここでは数ある沖縄のお祭りのなかでも、歴史と伝統を体感できるお祭りを厳選してご紹介します。

夏の風物詩・エイサーが大集合!「沖縄全島エイサー祭り

夏の風物詩・エイサーが大集合!「沖縄全島エイサー祭り」

「沖縄全島エイサー祭り」は、沖縄本島の沖縄市(旧:コザ市)で、旧盆明け最初の金・土・日曜日の3日間にかけて行なわれるお祭り。エイサーは沖縄のお盆の伝統芸能で、お盆に戻ってくる祖先の霊を供養のために、若者たちが歌やお囃子に合わせ、踊りながら町内を練り歩きます。エイサーは沖縄各地の青年会で開催されており、各地域のエイサーを集めた沖縄最大のエイサーイベントが「沖縄全島エイサー祭り」です。

「沖縄全島エイサー祭り」の初日は、沖縄市の繁華街・胡屋十字路(ごやじゅうじろ)周辺で「道じゅねー」が開催される前夜祭。「道じゅねー」とはエイサーなどで道を練り歩く行列のことで、沖縄市中心街の各青年会が中心となってエイサーを繰り広げます。

2日目は沖縄市内の青年会による「沖縄市青年まつり」で、各青年会の独自性が反映されたエイサーの高揚感が見もの。最終日の「全島エイサーまつり」では、沖縄各地から選抜された青年会による様々なエイサーが繰り広げられます。

また、「沖縄市青年まつり」「全島エイサーまつり」会場の沖縄市立総合運動場(ゴザ運動公園)のサブグラウンドでは、ビアフェストが同時開催。ビールを飲んで暑さを少しさましたあとは、エイサーまつりで自分のお気に入りの青年会を見つけて応援しましょう。

【沖縄全島エイサー祭り】

飛び入り参加も可能!参加型おまつりの「一万人のエイサー踊り隊

「一万人のエイサー踊り隊」は、那覇市のメインストリート・国際通りで、8月の第一日曜日に行なわれるお祭り。上述の「沖縄全島エイサー祭り」が青年会中心であるのに対し、「一万人のエイサー踊り隊」は、一般参加部門(定員1,000名)、創作エイサー団体部門、青年会エイサー団体部門の3種類で構成されているのが特徴です。

一般参加は団体でも個人でも申込みできますが、実行委員会が実施する練習(6~7月)に参加し課題曲を覚える必要があります。県外からの参加希望者で練習に参加できない場合は、練習用DVDを買って課題曲を自分で独学・練習できれば参加可能。まさに、開かれたエイサーと言う感じです。 「一万人のエイサー踊り隊」当日は、一般参加のエイサー、創作エイサー、青年会による伝統的なエイサーの演舞が行なわれ、祭り会場の国際通りはエイサーを踊る人々で埋めつくされます。

さらに、このお祭りでは「にわかエイサー踊り隊」として当日飛び入り参加も可能(先着100名)です。当日朝に受付をし参加料(太鼓とバチのレンタル料込み)を払って、1時間ほど課題曲を練習。そして、お祭りスタート時のトップダンサーとして踊ります。

ハーリー行事のなかで最大規模を誇る「那覇ハーリー

ハーリー行事のなかで最大規模を誇る「那覇ハーリー」

「那覇ハーリー」は那覇市の那覇港新港ふ頭で、5月3~5日にかけて開催される爬竜船(はりゅうせん・ハーリー)競漕を中心とするお祭りです。

「那覇ハーリー」の起源ははっきりとしていませんが、14世紀に中国から帰化した学者・技術者たちが伝えたと言う説や、長浜太夫が南京で見た爬竜船をまねて那覇港で競漕したと言う説など、いろいろな説があります。

琉球王国時代には国家的行事として盛んになりますが、1879年(明治12年)の廃藩置県で琉球王国がなくなり廃止。一時的に復活することはあったものの、本格的に復活したのは1975年(昭和50年)以降です。

那覇ハーリーと他のハーリーの違いは舟の大きさにあります。他の地域のハーリー舟は、主に漁労用の舟を、漕ぎ手10名+舵取り1名で操りますが、那覇のハーリー舟は漕ぎ手32名+舵取り2名+鐘打ち2名+旗持ちなど6名の総勢42名になる大型の舟。船首には竜頭を、船尾には竜尾の彫り物が華やかに飾られているのも特徴です。

「那覇ハーリー」では、中学生による学校別競漕、青年会や企業グループなどの競漕、伝統的な豊穣を願いゆっくりと回遊する「御願(うがん)バーリー」などが行なわれます。最後は「本バーリー」が行なわれ、その年の勝者が決まるのです。

また、5月4日には当日参加もできる「爬竜船体験乗船」があり、一般の人々もハーリー舟を体験可能。その他、ハーリー競漕と平行して様々なイベントが開催され、海と陸の両方で盛り上がります。

【那覇ハーリー】

ウミンチュ(漁師)による伝統的なハーレーを見るなら「糸満ハーレー

「糸満ハーレー」は、糸満市(いとまんし)の糸満漁港で、旧暦の5月4日(5月下旬~6月頃)に行なわれる航海の安全や豊漁を祈願する行事です。一般的に沖縄県では「爬竜船」を「ハーリー」と呼んでいますが、伝統や神事を大切にする糸満では昔ながらの名称「ハーレー」を使い、旧暦の5月4日開催を続けています。

ハーレー舟は、漕ぎ手10名+舵取り1名+鉦打ち1名の12名、御願(うがん)バーレーではデーフィを加えて13名からなる舟。また、古くからの伝統にしたがい、古い時代の村である西村、中村、新島の3つに分かれての村対抗戦を基本とします。

「糸満ハーレー」は、御願バーレー、青年団ハーレー、クンヌカセー(転覆競漕)、アガイスーブを中心に構成され、間に職域ハーレーや一般参加のアヒル取り競争などが入ります。

御願バーレーは糸満漁協組合青年部による神事性の高い競漕。競技後ハーレーのメンバーは先着順に氏神である白銀堂に詣でて、一年間の豊漁や航海の安全を祈願します。クンヌカセーはレースの途中で一斉に舟を転覆させたあと、舟を起こして再び乗り込み競漕を続ける糸満独特のレース。最後の競技のアガイスーブは、「糸満ハーレー」のクライマックスで、競漕距離も他の競技の約2.5倍と長く、各村選り抜きの漕ぎ手が出場します。

他の地域のハーリーが観光化していくなかで、「糸満ハーレー」は神事性を重んじるウミンチュ(漁師)らしい伝統的なハーレーです。

世界一の綱挽に参加しよう!「那覇大綱挽まつり

世界一の綱挽に参加しよう!「那覇大綱挽まつり」

「那覇大綱挽まつり」は、那覇市の中心部で、10月の体育の日を含む土・日・月曜日に開催されます。那覇大綱挽は、那覇が首里の外港として4つの村からなる都市に成立した17世紀に、4村が東西に分かれて大綱を引き合う行事としてはじまりました。

琉球王国がなくなった明治時代以降もお祝い綱として何度も行なわれましたが、1935年(昭和10年)以降途絶えてしまいます。しかし、1971年(昭和46年)、那覇市制50周年記念事業として大綱挽が復活。以来年々盛大となり、1995年(平成7年)には「米わらで製作された世界一の綱」(長さ172m、重さ31.73t、直径1.54m)とギネスブックに認定され、世界一の綱挽として人気の行事です。

大綱挽はお祭り2日目、東西の旗頭行列が国際通りで行なわれたあとにはじまります。大綱挽の決戦会場は国道58号久茂地(くもじ)交差点。大綱は女綱と男綱からなり、男女綱をかぬち棒でつなぎ合わせ、挽き手は大綱に一定間隔で取り付けられた手綱を挽くことになります。男女綱のつなぎ目が東西5mの勝負線を越えれば勝敗が決定。東西どちらも5mに届かない場合は2m以上動いた方の判定勝ち、東西どちらも2m未満の場合は引き分けです。

なお、綱挽は観光客でも飛び入り参加可能。大綱挽の写真や動画を撮るのに集中するか、スリ傷覚悟で大綱挽に参加するか悩ましいところです。

琉球王国時代の歴史的儀式を再現!豪華絢爛な歴史絵巻「首里城祭

琉球王国時代の歴史的儀式を再現!豪華絢爛な歴史絵巻「首里城祭」

「首里城祭」は、那覇市にある首里城公園(しゅりじょうこうえん)を中心に、10月下旬~11月初旬の土・日・祝日などにかけて行なわれる琉球王朝時代の儀式などを再現したお祭りです。主なプログラムは次の通り。歴史好き必見の内容と言えます。

「伝統芸能の宴」(首里城公園下之御庭 会期中随時無料区域)

当時の衣装を身にまとった琉球舞踊や、県内各地の民俗芸能を披露。

「冊封使行列(さっぽうしぎょうれつ)」(守礼門~下之御庭 無料区域)

「冊封儀式(さっぽうぎしき)」(首里城正殿前・御庭 有料区域)

1404年(日本:応永11年、中国:永楽2年)、中国皇帝の名において琉球国王の「冊封儀式」(国王任命式)が初めて行なわれました。当時は、中国皇帝に朝貢し琉球国王として認めてもらい、中国皇帝から国王の任命を受けなければいけませんでした。いわば、宗主国(中国)と朝貢国(琉球)の関係です。そのための中国皇帝からの使節団が冊封使。「首里城祭」では冊封使の行列の一部と儀式が再現されます。

「古式行列」(首里城正殿前御庭~守礼門~龍潭通り 首里城正殿前御庭は有料区域)

琉球国王が1月3日に行なった「三ヶ寺参詣行幸」の行列を再現。国王が国家安寧と五穀豊穣を祈願するために、首里城下の3つの寺を参詣した様子が再現されています。

「琉球王朝絵巻」(国際通り 無料)

琉球王国の華やかなりし頃の姿を再現。当時の衣装の琉球国王と王妃、冊封使、伝統芸能団などからなる時代行列です。

色鮮やかに復元された首里城で、当時の華やかな衣装に身をつつんだ人々が再現する儀式には、琉球の歴史と伝統を感じさせられます。

見どころ・イベントが盛りだくさん!浦添の代表的なお祭り「浦添てだこまつり

「浦添てだこまつり」は、浦添市(うらそえし)にある浦添運動公園を中心に、7月下旬の土・日曜日に開催される市を代表するお祭りです。「てだこ」とは太陽の子と言う意味で、古琉球時代の13世紀に実在したとされる浦添地方の王・英祖王(えいそおう)の神号「英祖日子(えそのてだこ)」にちなんでいます。

さて、「浦添てだこまつり」のメインイベントは、土曜日の夜に行なわれる「浦添三大王統まつり」。「浦添三大王統まつり」は、琉球王国が成立する前の12~15世紀初頭の歴史を太鼓のリズムにのせて演舞で表現した歴史物語です。12~15世紀初頭にかけて、浦添地方では、舜天王統→英祖王統→察度王統(さっとおうとう)と、浦添を拠点とした王統がありました。「浦添三大王統まつり」では、戦乱の時代とその後の三王統の繁栄を演じています。

その他、お祭りでは「てだこハーリー大会」「青年エイサー」「てだこ演舞まつり」、ライブコンサート、花火ショーなど様々なイベントが数ヵ所で開催されるので、ぜひチェックしてみましょう。

現代に息づくヤンバル独自の伝統神事!国の重要無形民俗文化財の「安田のシヌグ

「安田のシヌグ(あだのしぬぐ)」は、沖縄本島の最北端にある国頭郡国頭村(くにがみそん)安田地区で、8月下旬に行なわれる伝統行事です。シヌグは五穀豊穣と無病息災を願い、山の神と海の神の両方をまつる沖縄県北部(ヤンバル)の豊年祭で、400年以上の歴史があると考えられています。特に、「安田のシヌグ」は他の地域のシヌグと違い、昔からの祭礼が原形のまま残っていることから、国の重要無形民俗文化財の指定を受けました。

「安田のシヌグ」は1年ごとに「ウフ(大)シヌグ」と「シヌグンクァー(小)」が行なわれ、「ウフシヌグ」では男たちが山に登り、1日神になる儀式を行なうことが特徴です。

男たちはわら縄と赤い実を付けたゴンズイを体に着け、頭にわらの輪をかぶって山へ。山頂に着くとまずは山の神に、次に海の神に祈りをささげ、その場でグルグル回りながら祈ります。これらの儀式によって、男たちは山の神の霊力を授かり1日神になるとのこと。男たちは下山すると、身に着けていたわら縄などを海に流し川の水で身を清め、儀式は終わります。

そして、夜には田の草取りや船の進水式を模した演技をして五穀豊穣と航海安全を祈願。その後は女性たちが「ウシンデーク」と言う踊りを踊ります。素朴でどこか懐かしい感じがする「安田のシヌグ」、観光ルートから少し離れて神聖な気持ちになってみませんか。

※この記事は、2017年6月時点の情報に基づいて作成されています。

※当サイトは原則「リンクフリー」といたしております。

近くの日本の祭り・花火大会を検索する

北海道宮城東京神奈川埼玉千葉愛知大阪兵庫福岡その他の地域

ページの先頭へ戻る