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「小笠原諸島(東京都)」/ホームメイト

小笠原諸島は、東京都小笠原村に属し、東京から約1,000㎞南にある、南北約400㎞に散在する島々の総称です。一般住民が住んでいるのは、父島(約2,000人)と母島(約450人)のみ。これに硫黄島、沖ノ鳥島を含めた4島を除き、大半が国立公園に指定されています。なお、小笠原諸島は2011年(平成23年)、日本で4番目の世界自然遺産として登録されました。小笠原諸島の特徴や魅力はもちろん、この島でしか見られない固有種、観光の楽しみ方などを解説します。

小笠原諸島とは?

小笠原諸島

東京都小笠原村に属する小笠原諸島は、東京湾から南へおよそ1,000km離れた太平洋上に、南北400kmにわたって散在する30あまりの島々です。「聟島列島」(むこじまれっとう)、「父島列島」、「母島列島」、「火山列島(硫黄列島)」の4つに分かれており、人が暮らしているのは、父島と母島のみとなっています。

小笠原諸島の気候は、亜熱帯海洋性気候に属し、年間平均気温は23℃です。冬季でも18℃のため、雪を見ることはありません。

なお、小笠原諸島には空港がなく、交通手段は、東京竹芝桟橋から出航する定期船「おがさわら丸」を利用。おがさわら丸で約24時間の船旅を経たのち、父島の二見港(ふたみこう)に到着します。また、父島から母島へ行くには、フェリー「ははじま丸」に乗って約2時間。その他の手段としては、不定期に出向するクルーズ船などがあります。

小笠原諸島の歴史

小笠原諸島は1593年(文禄2年)、「信州深志城」(しんしゅうふかしじょう:長野県松本市。松本城の前身となる城)城主の曾孫、「小笠原貞頼」(おがさわらさだより)によって、発見されたと伝えられています。

発見からしばらくの間、無人島だったこの島は、1830年(文政13年)になって、欧米人や太平洋諸島民が定住。そして、江戸幕府明治政府の調査・開拓によって、1876年(明治9年)には、国際的に日本領土として認められました。

しかし、自然豊かな小笠原は、太平洋戦争の舞台となります。特に激戦地となった硫黄島では、多くの人達が犠牲になりました。その後、1968年(昭和43年)6月、小笠原諸島は日本に復帰し、島民の帰島が実現。国の特別措置法のもと様々な公共事業が推進され、新しい村づくりが進められているのです。なお、硫黄島は、火山活動などによる自然条件が厳しいことから、自衛隊や関係者だけが在島しています。

小笠原諸島の特徴

小笠原諸島の特徴

小笠原諸島の特徴は、海洋プレートの沈み込みによって、約4,800万年前から数百万年にわたって形成された海洋島であり、一度も大陸と地続きになったことがないこと。そのため、島にたどり着いた生物は、環境に合わせて独自の進化を遂げました。このことから、小笠原諸島は、数多くの固有種や、絶滅のおそれのある195種の生息・生育地となっており、稀少な生態系を形成しているのです。

小笠原諸島の生態系は、19世紀まで無人島だったことが幸いし、保たれてきました。しかし、人間が持ち込んだ猫や山羊、グリーンアノール(トカゲ)などの生物により、絶滅の危機に追い込まれている固有種もいます。小笠原諸島では、希有な自然を次代へ残していけるように、ルールやマナーを守って、旅を楽しむことが大事です。

自然遺産
2011年(平成23年)6月登録
具体的な物件
聟島列島、父島列島、母島列島、火山(硫黄)列島のうち、北硫黄島、南硫黄島、西之島。父島、母島では、集落を除いた区域と一部周辺の海域。
該当する世界遺産の登録基準
(ⅸ)

海洋島がつくった「進化の実験場」

アカガラシカラスバト

小笠原諸島の生態系で面白いところは、単に固有種や希少種がいるということだけでなく、「今まさに進行している」進化の過程が見られる点。つまり、小笠原諸島は、種が分化する過程を良好に保存している「進化の実験場」であると言えます。

例えば、小笠原諸島では、シダをはじめ、多年草であるオオハマギキョウ、キク科植物のワダンノキなど、草から木へと変化する「木本化」(もくほんか)の過程が見られます。さらに雌雄株に分かれる性の分化なども見られ、木本植物の約70%は固有種で占められていることが確認されているのです。また、カミキリムシやゾウムシなどの昆虫は、生息する約30%が固有種。その他、鳥類ではアカガシラカラスバトやハハジマメグロなど、哺乳類ではオガサワラオオコウモリ、魚類ではオビシメやユウゼンといった、珍しい固有種が確認されています。

このように、小笠原諸島では、今まで見たこともない生き物か、今まさに進化の過程の真っ最中にいる生き物を見ることができるのです。

≪コレ、知っておこう!≫小笠原諸島は「カタツムリの楽園」

小笠原諸島に生息するカタツムリ(陸産貝類)は、小笠原の固有種を語る上で欠かせない生き物です。これらのカタツムリには、ひとつの種から生息する環境に合わせて多様な種に分かれる「適応放散」(てきおうほうさん)が見られます。小笠原諸島で確認されている陸産貝類約100種のうち、90%以上は固有種。小笠原諸島でしか見られないカタツムリが多く、まさに「カタツムリの楽園」なのです。

しかし、外来種による捕食などが原因で、カタツムリは絶滅の危機にさらされています。そのため、小笠原諸島では、カタツムリを守るために生息数調査や外来種対策などの取り組みが行われているのです。

ガイドツアーで、小笠原の森も海も満喫しよう

小笠原諸島の島々は、青のグラデーションが眩しい海や生命の息吹溢れる森、そして吸いこまれそうな満天の星など、見どころがたくさんあります。

日常生活を忘れ、ゆったりとした時間に身をまかせてくつろぐのも一興ですが、おすすめは、小笠原諸島にしかない固有の大自然を満喫すること。小笠原諸島のガイドツアーには、森や山を歩くツアーやホエールウォッチングなどの海のツアー、農園体験、ナイトツアー、スターウォッチングなど、陸・海・空の風景を楽しみながら、小笠原諸島固有の生き物たちと触れ合えるツアーが多数用意されています。これらのツアーを利用して、世界自然遺産の島、小笠原諸島を楽しみましょう。

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