季節と自然との出会いがある道
たまに自転車で行く山崎川沿いの四季の道。桜が見頃の時期は混雑しているが、それを過ぎるとまたいつもの静かな雰囲気が戻ってくる。桜の花が終わって葉桜となり、青々と葉を茂らせていく桜の木々が新緑の季節への移ろいを感じさせてくれる。
早春のある日、橋の上から見ると、水深の浅い川中に立って餌を求めている白サギを見かけたり、水を掻いて川面を泳いでいる何羽もの鴨を見かけたこともある。少し下流の新瑞橋の辺りでは、珍しい渡り鳥が見られて新聞で報じられたこともあるとか。
川沿いの休憩ベンチに座っていたら水音がするので川をのぞき込んでみると、大きなコイが水面から背びれを出して体をうねらせて泳いでいたりする。
道沿いの桜の木々の間にある植え込みの中に多くあるツバキやサザンカは、冬から早春にかけて鮮やかな色の花を一杯に咲かせている。
桜だけが有名になってしまっているが、1年を通して時々行ってみればその時の季節を感じとることができ、自然との出会いがある四季の道。桜の時期だけに限らず、もっと足を運んでみるといろいろな発見があると思う。