A:松 松は北半球に分布する針葉樹で、針葉樹の中ではもっとも広範囲に自生しています。東アジアでは、冬でも青々とした葉を付ける松を不老長寿の象徴としてとらえ、同じく青々とした竹、冬に花を咲かせる梅と共に「松竹梅」と呼び、めでたい木として扱われてきました。 また、神の依代としても考えられ、正月に年神様をお迎えするための門松などに用います。他の樹木が生えないような砂地や荒れ地でも育つことから、防風林として植樹されることも多々あり、松島や天橋立、桂浜の景観は有名です。