B:秋の彼岸 彼岸には、春分の日を中日とした春彼岸、秋分の日を中日とした秋彼岸があります。仏教では生死の海を渡ってたどり着くことができる悟りの世界を「彼岸」と呼び、私たちがいる煩悩に満ちた世界を「此岸(しがん)」と呼びます。 彼岸は西に、此岸は東にあると考えられており、太陽が真東から昇って真西に沈む春分と秋分は彼岸と此岸が最も通じやすくなるとされ、先祖供養をするようになりました。種まきと収穫の時期にも合致することから、春彼岸は五穀豊穣を願うお祭り、秋彼岸には収穫に感謝するお祭りが多く行なわれます。