A:鯉(こい) 中国では鯉が滝を登り切ると龍になる「登竜門」という言い伝えがあり、古くから尊重されています。それが日本にも伝わり、江戸時代に武家では子供たちの立身出世を祈り、端午の節句に鯉を模したこいのぼりを飾る風習がありました。明治になると一般化し、現在も男子のいる家で飾られています。また、日本では産後に鯉を食べると母乳がよく出ると言う伝承もあり、観賞用だけでなく、内陸部では食用としても流通しています。