A.杓文字 杓文字はご飯をすくったり混ぜたりするもので、稲作の伝来と共に大陸から伝わったと見られ、弥生時代の遺跡からも発掘されました。広島の安芸の宮島の名産品としても有名で、商売繁盛や必勝などと書かれた飾り杓文字が工芸品として売りに出されています。これは江戸時代に宮島の光明院で修業していた僧侶が弁才天の夢を見て、弁才天が持つ琵琶の美しい曲線が杓文字に似ていることから、ご神木を使って作ることを島の人々に教え、今に至ると言われています。