C.注連縄(しめなわ) 神前や神事の場に不浄なものの侵入を防ぐために張る縄で、七五三縄とも書きます。「しめ」は「占め」とも記し、占有の状態も示しています。よって、神域に張られた注連縄は、神の結界占地を表しています。神社や神木をはじめ、新年に村の境界線や個人宅の玄関口に張ることも、内側は浄域、外側は不浄域、あるいは俗域と分けるのが主な目的。朝鮮半島の「クムジュル」をはじめ、東南アジア一帯にも注連縄と同類のものが見られます。