C.酒呑童子(しゅてんどうじ) 丹波国の大江山、または山城国京都と丹波国の国境にある大枝に住んでいたとされる鬼の頭領。酒に目がなかったことからこの名で呼ばれたそうです。多くの鬼を従えて京都に出現し、貴族の若い姫君を誘拐して刀で切って生のまま食べるなど悪事を繰り返していました。見かねた武士らが討伐隊を結成し、毒酒を飲ませて首を切断。死に際に罪を悔い、死後は首から上に病気を持つ人々を助けることを望んだため、首が埋められた老ノ坂峠の首塚大明神は首から上の病気に霊験(れいげん)あらたかと言われています。