C.烏帽子(えぼし) 中国唐時代の「烏沙帽(うしゃぼう)」に由来。683年(天武12年)に被り物に関する官制が敷かれて圭冠(はしはこうぶり)ができ、その後変化して烏帽子となり、平安時代以降は身分に関係なく日常的に着用されました。当時は被り物を着けていないと恥とする習慣があり、烏帽子は男性の象徴だったため、これを取られることは屈辱的、恥辱的行為で、争いの発端になったとか。武家社会では元服を迎えて烏帽子を被ることで、大人社会に迎えられたようです。