B.尺八(しゃくはち) 中国の唐の時代に日本へ伝来した木管楽器。鎌倉時代から江戸時代頃に発展して現在の形が成立しました。その名前の由来は標準の管の長さが一尺八寸であったから。真竹の根元を使い、7個の竹の節を含むようにして作るのが一般的です。尺八と言うと時代劇で「天蓋(てんがい)」と呼ばれる深編笠をかぶり、諸国を行脚する虚無僧(こむそう)のイメージが強いですが、彼らは僧と称しながら剃髪しない半僧半俗の存在だったそうです。