A.馬 Aの馬は、3世紀頃に朝鮮半島から日本へ入ってきて、軍事や流通に欠かせない存在となりました。平安時代には神の乗り物と神格化され、願いを叶えるために生きた馬を奉納する習慣が生まれましたが、やがて板に馬の絵を描いた物へと変化し、願掛けに「絵馬」が用いられるようになりました。その他にも疾走する馬の上から矢を射る流鏑馬(やぶさめ)神事など、馬は私たちとともに歴史を歩み、宗教とも深いかかわりを持つ生き物です。