

平安京遷都を行なった桓武天皇の次の第51代天皇とされる平城天皇の墓とされています。平城宮跡歴史公園の北側に位置し、住宅街と畑の真ん中にあります。 陵墓参考地のため、中まで立ちいれませんが拝観する場所はあります。 近鉄大和西大寺より徒歩30分程度。 現在市庭古墳と呼称されている円墳。元は前方後円墳であったとされ、前方部が失われているとされています。 その場合、建てられた時期が出土遺物と前方後円墳ということで五世紀に建築とされているが、平城宮建設で前方部が破壊され、またその時期の平城天皇の墓とされており、整合が合いません。 そのため、元からの古墳に平成天皇が葬られたという解釈となっている説となっています。 尚、それについての時期と埋葬者の整合が不確定であることは、現行として宮内庁見解通り平城天皇陵として、平成21年に「陵墓に指定された古墳の実態に関する質問主意書」が国会に提出されており、当時回答が閣議決定によりなされています。