高野山の二大聖地「壇上伽藍」
高野山の総本堂である「金堂」 弘法大師空海が創建した壇上伽藍の中心的な建物です。 僧侶が説教をするお堂なので、昔は「講堂」と呼んでいました。
6年程前に再建された朱塗りが美しい中門をくぐった正面にあります。
何度も焼失・再建が繰り返され、今の建物は7度目に再建されたもの。
入母屋屋根のなだらかな傾斜が美しいです。
御本尊「薬師如来」は秘仏です。 けれど数年前、高野山開創1200年大法会の際に御開帳されました。 当時、映像で見た私。 開かれた逗子の奥には「金堂」の名にふさわしく金色に輝く御本尊が。 思っていたより大きな御姿でした。
他にも金堂の境内には、見ごたえのある様々な建物が。 まず目を引くのが鮮やかな緑と朱の建物「根本大塔」 大きな慈悲で子供を育てる母胎をイメージした「胎蔵曼荼羅」の世界を表現したこの建物は、完成に十数年かかったと言われています。
他にも絶対に立ち寄りたかった箇所が2つあります。
1つは「六角経蔵」 経蔵とは経典や仏教書物を収蔵する為の建物です。
この建物には基壇と呼ばれる建物の基礎部分に把手(取っ手)が付いていて、時計まわりに回す事ができるんです。 1周すれば経典を一度読んだご利益があると言われています。 結構力がいるかと思っていたけれど、女子でも余裕で回せました。 楽しくて何周もしてしまい「ご利益無くなってない?」って大笑い。
もう1つは「御影堂(みえどう)」 弘法大師の御影像を奉安したことから、この名前がつきました。 屋根勾配の曲線が大変美しい建物で、雪化粧を施すと更に美しさが倍増します。 回廊に吊るされた金色の燈籠が点灯すると幻想的な雰囲気に。 建物周囲には防火ドレンチャーが設置されていて、屋根の高さまで放水されます。 雪化粧も燈籠の点灯も放水も、実際に見ることはできないけれど十分満足です。
あと一つワクワクする事が。 「三鈷の松」で3本の松葉を見つけること。
一般的な松葉は2本。 3本の松葉を拾って持っていると、3つの福があると言われているんです。 必死に探しても見つからない私を横目に、バスガイドさんがいとも簡単にゲット! しかもあらよあらよという間に3つも。 私達に1つづつお裾分けしてくれました♪ 自分で見つけていなくても福あるかな?(笑)