何度でも訪れたくなる場所
平城宮跡地の朱雀門を見に行きました。奈良に行ったときには是非行きたいと思っていた場所でした。1998年に竣工された復元の門だそうです。奈良市内の繁華街からはすこし離れた場所にありますので、お出かけの際はバスかレンタルサイクルなどがオススメです。第一印象は大きな広場に突如として現れる立派な門という感じでした。近くには遣唐使の船を再現したものも展示されていて、こちらは甲板に乗ることも可能です。朱雀門の手前は大きな広場になっており、訪れた際にはセグウェイやオート車椅子のイベントが行われていました。台風が近づいていたせいか訪れる観光客も少なかったように思いました。おかげでゆっくりじっくり平城京に思いをはせながら時を過ごすことができました。門では案内をしてくださる方が何名かいらっしゃり、熱心にガイドされていました。門の先には広大な野原が広がり、線路まで走っていました。さらにその先には応天門復元と書かれ、門が描かれた保護シートがかかった建物があったので、復元中だったのかも知れません。奈良市内にこれだけおおきな土地がいにしえの都の復元をじっと待っているということがとても神秘的に感じられ、完全復元するまでにあと何年、いや何百年かかるのだろうかとため息が出るほど長い年月をかけてでも是非とも完全復元していただきたいと思いました。それまでに跡地を横断している線路をどうするかという問題がありますが、おだやかな奈良の人々のこと、きっと時間がかかっても迂回するルートを選ぶだろうなと思います。今回は市内の主要な観光スポットを巡るバスに乗れる1日乗車券を購入しましたが、次回はレンタサイクルで平城京跡地全体をまわってみたいと思います。その頃には保護シートもはずれて、復元された応天門がみられるかも知れません。また、今回事前に下調べをしっかりしていなかったために見逃してしまった、ライトアップイベントも次回は必ず見ようと今から楽しみにしています。