かつての大阪城の規模が実感できる公園です
大阪城公園となれば、真っ先に公園の中心の大阪城本丸天守閣に目が行きますが、江戸時代の大阪城郭の規模を実感するには、大阪城公園をぐるりと歩いてみるのが一番です。
外堀の外側にあったかつての外曲輪に相当する部分まで含めた範囲が、ほぼ現在の大阪城公園になっているそうで、その広さは、ゆっくり散策して見て回ると1日では足りません。なにしろ、巨大な大阪城ホールや野球場が公園内の脇にあるという感じの規模ですから。ちなみに、豊臣秀吉が築城した当時の大阪城郭の規模面積は、江戸時代の大阪城の4倍ほどだったそうですから、その広さは想像を絶するほどです。
園内の散策でおなかが空いた時は、食事のできる施設があります。ジョー・テラス・オオサカとミライザ大阪城です。大阪城公園が観光スポットであることもあり、落ち着いて食事のできる本格的レストランからファーストフードまでいろいろなメニューが楽しめます。
イベント施設は、一番大きい大阪城ホールを筆頭に、大阪城音楽堂、クールジャパンパーク大阪などがあり、さらに結婚式場として大阪迎賓館とキャッスルガーデン大阪があります。
広大なエリアの大阪城公園には、自然もたっぷりで、桃園、記念樹の森、市民の森、アジサイ・ウツギ園、梅林、そして春には西の丸庭園を始め公園内で桜が咲き誇り、桜の名所として多くの人が集まります。内堀は御座船に乗って遊覧でき、本丸の石垣を間近に見ることができます。また、公園を周回するジョギングコースも整備されており、ランニングやウォーキングを楽しむ人々が多く訪れます。
大阪城公園は、史跡・観光スポット、イベントスポット、グルメスポット、スポーツを楽しむ場、そして憩いの場として多くの機能を兼ね備えた場所です。目的を変えたり、季節を変えたりして訪れれば、その度に楽しめる公園です。まずは1日かけて公園内を散策してみることをお勧めします。歩いてみると、また来てみようという次のテーマが見つかると思います。