初めての紅葉の香嵐渓
今年の春、家族で香嵐渓に行ってきました。僕は27歳で、妻と2歳の息子との3人旅。紅葉の名所として有名な場所ですが、新緑の季節も本当に素晴らしかったです。
まず、渓谷沿いを流れる巴川と、両岸に広がる青々とした木々のコントラストがとても気持ち良くて、歩いているだけで心が洗われる感じ。遊歩道はきれいに整備されていて、ベビーカーでも問題なく移動できました。息子も川を見て「おみずー!」と大はしゃぎ。途中、木の橋やちょっとした岩場もあり、子どもにとってはちょっとした冒険みたいでした。
香積寺の境内にも立ち寄りましたが、新緑に包まれた石段や本堂はとても静かで、癒される空間でした。抱っこで登るのは少し大変でしたが、境内から見下ろす景色は抜群で、ちょっとした達成感も味わえます。境内の木々には、鮮やかな若葉が揺れていて、春の生命力を肌で感じられました。境内の鐘を鳴らすこともでき、息子は初めての体験に目を丸くしていました。
散策の後は名物の五平餅をいただきました。香ばしい味噌だれがたっぷりで、息子もパクパク食べてました。地元野菜の直売所や小さな土産屋さんも並んでいて、素朴な雰囲気もまた良い感じ。こういう場所って、チェーンの観光地にはない温かさがありますね。中には手作りの木工雑貨を扱うお店もあり、小さな木の車を買って帰ったら、家に帰ってからも息子がずっと遊んでいました。
アクセスは名古屋方面から車で1時間半くらい。駐車場は複数あって、休日でも比較的スムーズに停められました。途中の山道も、ドライブがてら気持ちよく走れる道でした。道中の景色も春らしく、菜の花や山桜がまだ残っていて、助手席の妻とつい見入ってしまいました。
帰りの車内で、息子がチャイルドシートでぐっすり眠っているのを見ながら、「こういう時間が一番幸せかもね」と夫婦で話していました。スマホを置いて自然の中で過ごすだけで、家族の絆が深まった気がします。香嵐渓は、何気ない休日をちょっと特別にしてくれる場所でした。今度はじいじばあばも誘って、秋の紅葉にもみんなで来てみたいです。