

藤原岳自然科学館は、三重県いなべ市藤原町市場の藤原文化センターの中にあります。藤原文化センターは、市民ホールや会議室、図書室、研修室などの施設となっており、その一角や中央ホールに面して自然科学館が入っています。施設へのアクセスについては、電車ですと、三岐鉄道三岐線の西藤原駅から徒歩約20分位です。ほとんどの方は車でおとずれると思いますが、国道306号の文化センター入口の交差点を東に入ってすぐです。高速道路利用の場合の最寄りは、東海環状自動車道の大安インターでそこから約15分位です。その他の高速道路からですと、東名阪自動車道の桑名インターからは約40分、名神高速道路の関ヶ原インターからは約30分、新名神高速道路の菰野インターからは約30分となっています。三重、岐阜、愛知の東西南北の各方面の高速道路からのアクセスがしやすいです。また、駐車場スペースは広大です。休館日は月曜日と火曜日と年末年始です。開館時間は、午前9時から午後5時までです。入場料は無料です。館内は土足禁止で、スリッパにはき替えることになっています。下駄箱スペースはありますが、鍵は無いタイプです。館内についてですが、文化センターの玄関を入り、すぐ吹き抜けのホールがあります。そのホールには、正面に少し床レベルが下がった展示スペース、左手と右手に階段があり2階で回遊できる廊下につながっています。藤原岳自然科学館は、このホールの床下がりのスペースや、2階廊下の下のスペース、階段手摺面の壁面を利用して展示されています。展示物は、いなべ市でとれた化石や岩石の標本や模型や、四季折々の自然の様子がわかる写真や、藤原岳の固有種や絶滅が危惧される貴重な動物や植物の写真や生態がわかるパネル、標本に至るまであります。また、動物のはく製や骨格模型もあります。三重県北勢地方にいる蝶々の標本は特にきれいで目に留まりました。さらには、員弁川水系の魚として、アマゴが実際に泳いでいる水槽まであります。また、こちらでは自然教室を開催されています。夏休みの自然研究のしかたを聞く会、標本の名前を聞く会などは毎年開催されているものもあります。地元を大事にされている施設であることがすごく伝わる場所です。