大自然と伝説に触れられる「宇津江四十八滝」
高山観光には度々来ているが、ちょっと足を延ばしてみたら未だ知らない魅力的な場所がたくさんある事に気が付いた。
私は今ここ県立自然公園『宇津江四十八滝』にいる。
四十八滝は猪臥山(標高1,519m)の山腹約1,200mを源としている。
四十八滝川は急峻な谷あいを流れ、大小無数の滝には数々の伝説が秘められているそうだ。
総合案内所を右手に見て西に約300m進むとレストハウスしぶきに到着、この駐車場北側が標高730mの滝めぐり出発点となります。
清掃協力金(¥200)を納め、いよいよ散策開始。
川沿いの道を暫く進むと最初の滝「魚返滝(高さ6m)」が見えた。
確かに魚は登れない?などと他愛のない想像をしながら次に進むが、この日の流れは細く、立派な滝の姿は見る事が出来なかった。
だんだんと道は細くなり、もう川沿いの岩場をよじ登る様な状況になって来た。
これは「滝めぐり」ではなく登山?
幾つか大小の滝を巡りほっと一息、展望台に到着。
ここから見える北アルプスの雄大な姿が疲れた体を癒してくれる。
最後は「上平滝」
ここまで1時間(距離1㎞、高低差170m)過酷な道のりだったが、滝の数は合計13。
あれ、48滝なのでは?
まあ、川の中の小さな岩にも滝の様な段差が数多くあったので、四十八滝で良いと勝手に納得した訳であるが、本当の理由は「よそ八伝説」から来ているそうだ。
初めてここを訪れた訳だが、豊かな自然はまさに秘境そのもの。
そして、岐阜県の名勝「県立自然公園」「21世紀に残したい日本の自然100選」「岐阜県の名水50選」「飛騨・美濃紅葉三十三選」に選ばれた素晴らしい所であることも納得できる。
滝めぐりでの注意ですが、ハイヒール履きではない方が良いと思います。
岩登りに近い状態になる場所もありますので?
念のためもう一つ、大自然ですので「動物注意」の看板があります…?
ここまでのアクセスは、国道41号(472号)国府古川バイパス 大野交差点を南西方向に進み、宮川を超え県道479号線(古川宇津江四十八滝国府線)を南西方面に約5㎞で到着です。
大自然と伝説に触れられる『宇津江四十八滝』に皆様も如何ですか?