火山活動と侵食によって形成された景勝地
東尋坊は、 福井県坂井市三国町安島に立地する観光スポット(景勝地)です。
「越前加賀海岸国定公園」に認定されています。国定公園とは、環境大臣が自然公園法という法律の下で指定した公園とのことです。
私は、昨年11月に初めて福井県を訪れた際に東尋坊に行きました。前日に福井市内で宿泊してレンタカーで向かいました。福井市内からは国道416号と県道で田園地帯をしばらく走行すると、河口の三国という市街地に出て、さらに道なりに県道を少し走行すると、東尋坊に到着します。
近くには駐車場も複数あり、停める所には困らない感じでしたが、有料でかつキャッシュレス決済は出来ないのでお金は用意しましょう(近くのお土産屋さんや食堂で一定金額以上利用すると駐車料金無料になります)。
車以外でのアクセスも悪くなさそうな感じでした。北陸新幹線の芦原温泉駅や、えちぜん鉄道三国芦原線の三国港駅から1時間に1本程度バスが出ているそうです。
東尋坊の断崖絶壁は、新生代の新第三紀中新世(1200〜1300万年前)の火山活動によって噴出されたマグマが堆積岩層に貫入され、冷え固まった後に日本海の荒波に侵食され今のような柱状節理が発達した地形となったと看板に記載されていました。また、地質は安山岩となります。
地図を見るのが好きな私も昔その近辺に火山があったことは知らなかったので新たな知識を得られて良かったと思います。
また、よくサスペンスのクライマックスで使用されている印象がありますが、崖が使用されている理由として、犯人が崖っぷちに追い詰められるとつい自白してしまうという心理的な事象を現しているそうです。その最たるロケ地が東尋坊とのことです。
東尋坊を訪れる際は、必ずスニーカーなどを履いて安全装備をして向かいましょう。岩場は滑りやすいので、ヒールやブーツ、サンダルで向かうのはオススメできません。
岩場の下まで行くと遊覧船に乗ることができ、下から東尋坊を見上げることが出来ます。私は時間がなかった為乗りませんでしたが、また行って乗ってみたいと思います。