加賀市中谷宇吉郎雪の科学館
石川県金沢市在住の私ですが、先日初めて訪れた科学館になります。前々から「中谷宇吉郎」と言う名前とその功績は存じ上げていたのですが、なかなか科学館に訪れる機会が無くいつかは訪れてみたかった場所だったのでとても楽しめました。石川県民であれば、石川県出身の偉人として小学校や中学校の授業で学んでいると思います。中谷宇吉郎は一言で言えば、雪の結晶の研究者で間違えないと思います。雪国育ちの私ですが、冬の雪は交通渋滞も引き起こすし、積もると雪かき等で時間と労力を費やすことも多々ある事から、決して喜んでばかりいられない自然現象との認識が強いと思います。そんな中で、この中谷宇吉郎の有名な言葉が有ります。「雪は天から送られた手紙である」の言葉で知られ、初めて人工雪を作ることに成功したのが中谷宇吉郎その人なのです。専門用語で言えば、雪氷学の基礎を築いた物理学者になります。その功績の歴史として1936年に世界で初めて人工雪の結晶を作ることに成功しました。その後、中谷宇吉郎は、1962年に他界する直前まで、 雪・氷・霜・霧・・・と変化する水のふるまいを追い続け、北海道の十勝岳からグリーンランドの氷冠 へと研究のため世界中を駆けめぐったそうです。この科学館では、中谷宇吉郎の業績を体感できる様に科学、随筆、映画、絵など、宇吉郎の多才な業績に触れ、ダイヤモンドダスト、氷のペンダントなど、美しくふしぎな実験が楽しめます。 科学館の住所は石川県加賀市潮津町イ106になります。アクセス方法としては、公共交通の場合は、JR加賀温泉駅からキャンバス海まわり乗車、「中谷宇吉郎雪の科学館」バス停で下車すぐ。または、JR加賀温泉駅から北鉄加賀バス(温泉片山津線)で18分「雪の科学館前」バス停から約150mになります。営業時間は、9時00分〜17時00分(入館は16時30分まで)となっていて、定休日は毎週水曜日(祝日は開館)・年末年始については科学館のホームページに記載されています。入館料金は、一般560円で団体(20名以上)は460円になり、高齢者である満75歳以上280円で、高校生以下は無料となります。石川県にお越しの際は、六角の塔が立ち並ぶユニークな建物が目印の中谷宇吉郎雪の科学館で実験・映像などをとおして雪や氷の不思議を楽しんでみるのも良い思い出になるとおすすめします。