都会の庭園
冬のある日曜日、夕方ころに浜離宮恩賜庭園を訪れました。夕方ころであったせいか、人の多さも落ち着いておりました。東京湾の入り江で海際ということもあり、入口付近は特に気持ち良い風が吹いていました。入口を入ると券売機があり、スムーズにチケットを購入することができました。券売機でチケットを購入後、窓口では特に何も見せたりすることなく、どうぞーといったふうに通行することができました。道順といったものは特になく、自由気ままに周ることが出来る庭園でした。建造物は格式が高く、江戸時代の面影を残しつつも、様々な時代の影響を感じさせる建築様式が見受けられました。庭園を歩く中で、まるで歴史の中を散策、探検しているような感覚になりました。どこからか子どものころの懐かしい思い出も蘇ってきました。静かな水面に映る枝垂れ桜や小屋、池を泳ぐ鴨たちは、日常の喧騒を忘れさせてくれました。池にある茶屋では、上生菓子とお抹茶をオーダーすることができます。入口で靴を脱いで、和室の室内でゆったりと座って、もしくは外にある池に張り出したウッドデッキで食べることができます。私は外のウッドデッキでお菓子とお抹茶を堪能しました。心地よい風と木々が揺らめく音、東京都内とは思えないほどの落ち着いた空間に心身ともに休ませることができました。庭園の外には、ビル街が広がっており、自然とビル街というなんだか不思議な感覚に陥りますが、そこもどこかリラックスできる要因になっているのではないかとも感じました。アクセスは、JR新橋駅、ゆりかもめ汐留駅から徒歩で行くことができます。近くにはアドミュージアム東京、日本テレビなど観光で楽しむことができる施設が多数あります。なので、1日滞在しても時間が足りないくらい堪能することができるでしょう。庭園に話を戻しますが、庭園内には休憩所や、ベンチが点在しているため、好きな角度から庭園を眺め、黄昏ることが出来ました。日々の疲労を飛ばしてくれるような庭園、是非訪れてみてください。