
観光で訪れました。秋田県鹿角市にある史跡尾去沢鉱山は1300年前に開山した、国内最大級の鉱山跡と言われています。重機もない1300年前にどうやって採掘していたのか、気になりませんか?実際に訪れ、この目で確認してきたので、今回は少しだけ、ご紹介したいと思います。 訪れたのは気温30度超えの真夏日、立っているだけで汗が吹き出してくるようで、溶けそうになりながら史跡尾去沢鉱山に向かっていました。JR花輪線鹿角花輪駅から車で約10分、東北自動車道 鹿角八幡平ICから車で約10分のところにあります。観光坑道入場は大人一人1300円でした。シニア(65歳以上)は900円、中高生は800円、小学生は600円のようです。私たちはガイドさんをつけたので、プラスで2000円でした。 いざ、史跡尾去沢鉱山の入り口に来ると、まだ中に入っていないのに、制汗シートで汗を拭いた時のようなひやっと感を感じました。そして鉱山の中に入ると、エアコンをMAXでかけてるんじゃないかと疑うくらい涼しかったです。ガイドさんに聞くと、鉱山内の気温は年間を通じて13度だそう。改めて自然の凄さを感じました。外は暑かったので、最初は涼しく楽園でしたが、後になってくると寒すぎて凍えました。笑 みなさんが訪れる際は、長袖の上着を持ってくることをオススメします。 坑道内は約900万年前の地殻が露出しています。江戸時代の採掘は、金掘大工が槌と鏨を使って行っていたそうです。人の手でここまで掘り進められるなんて、人間ってすごいですね。鉱山での作業は常に危険が伴うため、本当に大変な作業だったと思います。時代が進むにつれ、機械を使って作業もしていたみたいです。鉱山からは金、銀、銅等の金属が産出されます。これら金属は、地下のマグマが山の亀裂に入り込み、冷やされて固まったものの中に含まれているそうです。ですので、この亀裂だったところを掘っていけば、金属をゲットできるというわけです。実際鉱山内にもそのような堀跡が残されていました。 大体30〜40分くらい歩いて見学を終えました。実際に見ると、自然の迫力と人間の血の滲むような努力を感じられました。とても貴重な体験でした。みなさんも是非訪れてみてください。