

JR東北新幹線、盛岡駅北口を背に北東へ8分、北上川を越えた交差点の左手に岩手県民は誰でも知っている。作家、宮沢賢治ゆかりの施設「光原社」があります。 何が有名かと言うと宮沢賢治の名作注文の多い料理店を出版した会社がこの施設です。 施設は5つに分かれており、本社社屋、可否館、マヂエル館、モーリオ、カンパネラととても興味深い施設ばかりです。 営業時間は10時から18時まで、定休日は毎月15日、入場料は無いので、気軽に立ち寄ることができます。 本館は、漆工芸品をはじめ全国の陶磁器、和紙製品、海外の家具などを取り揃えています。 可否館はコーヒー、アイスクリーム、くるみクッキー、ワインゼリーなどを楽しめる喫茶店となってます。珍しいのは、大振りのくるみが入ったクッキーと、じっくりワインを煮詰めて弾力のあるぷるぷるとしたワインゼリーがオススメです。店内も昭和レトロの雰囲気で、黒の格子ガラスやステンドグラスがあり、とても雰囲気の良い店内です。 マヂエル館は宮沢賢治とゆかりのある書籍、写真、その当時の原稿等が飾ってあり作家宮沢賢治を目の前で感じ、思いを馳せることができます。とても感動したのが、その当時の原稿で宮沢賢治の時期がお目にかかれたのがとても感慨深かったです。 カムパネラは世界の装飾品や衣類を扱っており、異国情緒溢れる店内になっており、普通ではお目にかかれない装飾品を目にすることができます。お店入り口脇に竹林があるのですぐわかります。 モーリオは東北地方の手仕事を中心に商品を取り揃えており、岩手で言えば南部鉄器、今は鉄の黒々とし、重厚感のある以前の南部鉄器と違い、赤やオレンジ、緑などと原色を使った女性でも扱いやすい南部鉄器の急須なども置いてあります。 施設はそれほど大きくはないですが、とてもバリエーションに富んだところですので、宮沢賢治の生きた時代に触れながら、ゆっくりとお茶を楽しみながら風情を楽しむのはいかがでしょうか。