湧別町 三澤牧場
湧別町 三澤牧場。乳牛の搾乳と黒毛和牛の飼育をメインとした牧場です。湧別町でも大きな牧場で約700頭の牛を飼養しているメガファームです。約12人のスタッフと獣医コンサルが常勤しているので1頭1頭を大切に管理してます。
牧場主の三澤実氏は常に最先端のファームを目指しており、新しい知識と技術を取り入れるようにしてるそうです。スタッフ一同の目標が『カウコンフォート』牛にとっての快適さの向上を第一に考えてるそうです。乳牛牛舎は3カ所あり1施設には約150頭が飼養出来るそうです。その他にロボット牛舎も有り、その施設ではリレー社製品の搾乳ロボットを使用した搾乳が行われてます。搾乳ロボットは『アストロノートA4』と言い現在3台導入されてます。労働者の代わりに搾乳作業をしてくれる優れたロボットです。別牛舎には『乾乳舎』もあり出産間近の牛を飼養する牛舎です。出産が近い牛はストレスを抱えがちなのでストレスがないように育てる場所です。敷料にはバイオガスからの戻し推肥を使用してます。他に、『哺育舎』もあります。哺育舎は産まれたばかりの仔牛が生活する場所です。この、三澤牧場では黒毛和牛F1を生産しています。『黒毛和牛F1』とは、ホルスタインと和牛の雑種です。哺育舎で飼養される仔牛は約1か月ほど飼養されますが、短い1か月の間に病気などにかからないように細心の注意をはらい管理するそうです。搾乳する牛がまとめられる牛舎が『パーラー』と呼ばれる牛舎で牛乳を搾る場所になります。そのパーラーでは1回に20頭の牛たちの牛乳を搾る事が出来ます。牛たちをコンピュータで管理しているので、乳量などがすぐに分かるようになってます。その他の施設で注目されるのが、『バイオガス発電プラント』と言う施設があります。バイオガス発電プラントでは牛の糞尿や余った餌から再生可能なバイオガスを発生させて、電気と熱エネルギーを生産しています。三澤牧場内では、このバイオエネルギーで発電やパーラーの給湯や暖房などに使っています。三澤牧場は最新技術で牛たちに快適な生活環境を与えて良質な牛の生産を行なってます。冬には流氷が来るオホーツク海のある自然豊かな湧別町にある三澤牧場は春になると一面チューリップが咲く素敵な牧場です。