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古都奈良の文化財(奈良県)

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奈良県奈良市にある複数の寺社など8つを総合した「古都奈良の文化財」として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。

登録されたのは1998年(平成10年)のこと。日本建築と日本美術の進化などを今に残し、奈良が日本の首都だった時代に発展した日本文化、当時の宗教に関する資料としての価値などが評価されました。

東大寺

興福寺

春日大社

元興寺

薬師寺

平城宮跡

唐招提寺

春日山原始林

東大寺

奈良県奈良市にある華厳宗大本山の寺院「東大寺(とうだいじ)」。境内を含めた広範囲の土地全体は、国の史跡に指定されており、また、建造物や美術工芸品は、国宝や重要文化財として指定されています。

大仏殿東大寺
大仏殿東大寺

東大寺でよく知られているのは本尊でもある「奈良の大仏」です。8世紀の前半、聖武天皇によって建立されたと伝えられています。

鹿と歌舞伎パンダ
鹿と歌舞伎パンダ

聖武天皇は、同時期に「仏教による国家鎮護」を目的として国内60数ヵ所に国分寺を建立させており、東大寺はその中心となる「総国分寺」として位置付けられました。

東大寺をはじめとした寺院の建立は、当時あった国力の大半を注ぎ込んだとされており、日本に伝来した仏教がどれほど信仰されていたか、宗教観などを知る資料としても評価されています。

東大寺二月堂
東大寺二月堂

奈良の大仏

奈良の大仏/東大寺
奈良の大仏/東大寺

東大寺を象徴するものが、高さ14.7mの「奈良の大仏」です。正式名称は「東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)」と言い、地域の人々からは「大仏さん」と親しまれています。

745年(天平17年)に製作がスタートし、鋳造(ちゅうぞう)が終わってインド出身の菩提僊那(ぼだいせんな)の導きで開眼供養会(かいげんくようえ・魂を入れる儀式)を行なって完成したのは、752年(天平勝宝4年)のことです。

のべ260万人が製作にかかわったと伝えられており、大仏と金堂(大仏殿)にかかったとされる建造費を現在の価値に換算すると約4,657億円にもなると試算されています。

当時の様子を完全に知ることはできませんが、極めて大規模な国家的事業であったことは間違いありません。

なお、奈良の大仏はこれまで2度火災により焼失してしまい、そのたびに補修が行なわれてきました。当初のまま残されているのは、台座や大腿部など一部のみです。

正倉院

東大寺金堂(大仏殿)の北北西に位置する校倉造(あぜくらづくり)の高床式倉庫は「正倉院」と呼ばれており、国宝に指定されています。

元々は東大寺の倉庫でしたが、天平時代の宝物を多く収蔵しており、その価値が極めて高いことから東大寺から切り離されて国の管理下に置かれるようになり、現在は宮内庁の管理とされています。

正倉院
正倉院

東大寺 公式サイト
http://www.todaiji.or.jp/

興福寺

創建は669年(天智天皇8年)、藤原氏の祖である藤原鎌足の子、藤原不比等(ふじわらのふひと)が氏寺である山階寺(やましなでら)を奈良に移して「興福寺(こうふくじ)」と改めたと伝えられています。

日本において中世まで強い勢力を誇っていた藤原家ゆかりの寺院として大きな価値があると評価されています。

阿修羅像

興福寺
興福寺

興福寺には多くの寺宝が収蔵されており、それらのほとんどは「国宝館」に展示されています。国宝や重要文化財に指定されている仏宝がそろう中でも、特に人気が高くよく知られているのは「乾漆八部衆立像(かんしつはちぶしゅうりゅうぞう)」です。

8体の仏像で構成される群像ですが、その中のひとつ「阿修羅像」はその類まれな美しさで知られています。

興福寺 公式サイト
http://www.kohfukuji.com/

春日大社

奈良県奈良市にある春日大社(かすがたいしゃ)は、768年(神護景雲2年)に創設された神社(710年とする説もあります)です。

春日大社
春日大社

中臣氏(のちの藤原氏)の氏神を祀るために創設されたと伝えられています。全国に約1,000社があるとされる春日神社の総本社としても知られており、本社などの建築物と収蔵する美術工芸品は国宝に指定されています。

鳥居と歌舞伎パンダ

春日大社の見どころ

興福寺が藤原家の氏寺であるのに対し、春日大社は藤原家の氏神です。そのため、春日大社と興福寺はとても深くかかわりながら発展してきた経緯があります。

この2つの施設の関係性や共通点などを探すのは、見どころのひとつと言えるでしょう。

一之鳥居
一之鳥居

春日大社 公式サイト
http://www.kasugataisha.or.jp/

元興寺

蘇我入鹿によって建立されたと伝えられる寺で、593年(推古天皇元年)に創建された蘇我市の氏寺「法興寺(最古の本格寺院とされています)」を718年(養老2年)、平城京遷都に合わせて現在の奈良市へ分割・移転して完成しました。

なお、法興寺はもとの場所にそのまま残っており、現在の寺名は「飛鳥寺(あすかでら)」になっています。

元興寺
元興寺

同じ世界遺産に登録されている東大寺や興福寺と同等の寺院として奈良時代に栄えましたが、10~11世紀頃に衰退し、やがて2つに分かれ、現在は奈良市中院町と奈良市芝新屋町にそれぞれ元興寺が存在しています。

世界遺産に登録されているのは奈良市中院町にある元興寺で、1977年(昭和52年)までは「元興寺極楽坊」と名乗っていたことから、今も「元興寺(極楽坊)」と呼ばれることがあります。

元興寺の見どころ

元興寺は、奈良市に2ヵ所があり、中院町にある寺のみが世界遺産に登録されていますが、国が指定している史跡は両方の元興寺です。両寺の共通点や一緒だった頃の跡を見て回ることで、当時強い勢力を持っていた蘇我氏の隆盛を窺い知ることができます。

元興寺 禅室
元興寺 禅室

元興寺 公式サイト
http://www.gangoji.or.jp/

薬師寺

680年(天武天皇9年)に創建。元々は藤原京(現在の奈良県橿原市)に造営が開始されましたが、平城京遷都のあととなる718年(養老2年)に現在の位置へ移転されています。

薬師寺の見どころ

薬師寺
薬師寺

国宝に指定されている胴造薬師三尊像や東塔、東院堂など、重要文化財を含め貴重な史料を多く見ることができます。

薬師寺と歌舞伎パンダ

薬師寺 公式サイト
http://www.nara-yakushiji.com/

平城宮跡

かつて古都奈良の中心地であった平城京の北端にあったと考えられている平城宮跡も、世界遺産に登録されています。

平城宮
平城宮

平城京は710年(和銅3年)の遷都から784年(延暦3年)に長岡京へ遷都されるまで政治の中心として機能していましたが、使われなくなるとやがて荒廃し、いつしか農地になっていったと伝えられています。

歌舞伎パンダと平城宮

平城宮の見どころ

文化庁の整備計画に基づき、平城京にあったとされる幾つかの建築物は復元が行なわれています。

また、復元された東院庭園は国の特別名勝に指定されており、当時の面影を知ることができます。

平城宮/東院庭園
平城宮/東院庭園

平城宮跡 公式サイト
http://heijo-kyo.com/

唐招提寺

鑑真(がんじん)が759年(天平宝字3年)に創建したとされます。唐(中国)から仏教徒に戒律を授けるために招聘され来日した鑑真は、皇族の旧宅を譲り受け、この唐招提寺(とうしょうだいじ)にしたと伝えられています。

唐招提寺の見どころ

唐招提寺/金堂
唐招提寺/金堂

奈良時代の仏教や、唐から持ち込まれた文化の片鱗を見られるのが唐招提寺の特徴です。また、国宝に指定されている金堂は、奈良時代に建てられたものとしては、現存する最古のものだと伝えられています。

唐招提寺 公式サイト
http://www.toshodaiji.jp/

春日山原始林

奈良市の東側にある原始林約250ヘクタールも「古都奈良の文化財」のひとつになっています。この林は841年(承和8年)から樹木の伐採が禁止されるなど、春日大社の聖域として扱われてきました。

春日山原始林遊歩道
春日山原始林遊歩道

狩猟も同様に禁止されていたことから人の立ち入りは厳重に管理されており、自然のままに生育した原生林が広がっています。

現在は奈良公園の一部として、原始林を周回する遊歩道が設けられています。