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山梨県・静岡県(富士山)

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2013年(平成25年)、日本最高峰の富士山が「富士山─信仰の対象と芸術の源泉」としてユネスコ世界遺産に登録されました。
世界遺産としての富士山について詳しくご紹介致します。

富士山─信仰の対象と芸術の源泉とは

信仰の対象としての富士山

芸術の源泉としての富士山

構成資産になった25の自然・建造物

富士山登山をする前に知っておきたいあれこれ

富士山─信仰の対象と芸術の源泉とは

当初は、富士山が自然遺産として世界遺産に登録されることを目指していましたが、登山客によるゴミ問題や、地域との折り合いが付かず、富士山の周囲にある自然や建築物も含めた、信仰・芸術・景観を総合した文化遺産「富士山─信仰の対象と芸術の源泉」として登録されることになりました。

この世界遺産の構成資産は、富士山域全体を中心とした複数の神社、住宅、山中湖、河口湖、忍野八海(おしのはっかい)、遺跡、白糸の滝、三保の松原などを全部で25の自然・建築物が含まれています。

世界遺産富士山とことんガイド
http://www.fujisan223.com/

富士急行フジヤマNAVI
http://www.fujiyama-navi.jp/

富士河口湖総合観光情報サイト
http://www.fujisan.ne.jp/

信仰の対象としての富士山

日本各地には富士山に限らず、山そのものを信仰の対象とする自然信仰(山岳信仰)があり、今も息づいています。

日本一高い富士山も信仰の対象として、いつしか修業の道として登山道が開かれ、富士山に登頂する巡礼者は「道(導)者」と呼ばれるようになります。

縄文時代には片鱗が見える富士信仰

富士山
富士山

富士山の周辺には、縄文時代に作られたと考えられる祭祀遺跡が多く発見されています。

これらがどういった目的で造られたものか明確に示す史料は見つかっていませんが、ストーンサークルのような特徴を持つ遺跡が多く見つかり、学者によっては「縄文時代に行なわれていた富士信仰の祭祀」とする説が主張されています。

浅間神社への信仰

富士山の周囲には複数の社寺があり、古くから信仰の対象となってきました。

それらの中でも代表的なものは「浅間神社(せんげんじんじゃ、あさまじんじゃ)」です。浅間神社では、富士山を神格化した「浅間大神」と、古事記・日本書紀に登場する「木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)」が祀られています。

浅間神社
浅間神社

浅間神社は、全国に約1,300社があるとされており、その総本宮とされているのが富士山南麓にある「富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)」です。

なお、同社の奥宮は富士山頂上に置かれています。また、富士山の8合目から上は浅間神社が所有する私有地でもあります。

芸術の源泉としての富士山

雄大な姿で鎮座する富士山は、古くから和歌の題材として取り上げられており、万葉集や古今和歌集にその一部を見ることができます。

これらに記述されている和歌には、富士山が噴火している様子を歌っているものもあるため、かつて富士山は火山として恐れられていたことが推測されています。

昔話にも登場する富士山

富士山
富士山

昔話で伝えられる「竹取物語」にも、富士山は登場しています。

かぐや姫が当時の天皇に不老不死の薬を贈りますが、天皇は天に一番近い山(つまり最も高い山)の山頂でその薬を燃やしました。そこから「不死の山」≒「富士山」と命名されたとする伝説が語られています。

西洋にも影響を与えた富士山という題材

富士山は和歌のみならず、多くの屏風絵や日本画の題材としても採用されてきました。それらの中でも特に著名なのは葛飾北斎が錦絵で描いた「富嶽三十六景」と、歌川広重が出版した「不二三十六景」、「冨士三十六景」、「東海道五十三次」などです。

葛飾北斎や歌川広重の浮世絵は海外に輸出され、西洋美術にも影響を与えたとされています。その具体的な例のひとつが、かのゴッホが描いた「タンギー爺さん」です。

富嶽三十六景・赤富士
富嶽三十六景・赤富士

老人の背後には幾つかの浮世絵が描かれており、そのひとつに富士山を見つけることができます。

構成資産になった25の自然・建造物

ユネスコ世界遺産「富士山─信仰の対象と芸術の源泉」には、富士山そのものを含む合計25の自然や建造物などが構成資産として含まれていますが、この構成資産を何にするかは、登録の前段階で議論が重ねられてきました。

最終的には、登録名にある通り「信仰」「芸術」「景観」を評価基準として決定しました。

三保の松原の登録について

三保の松原
三保の松原

構成資産のひとつ「三保の松原」は、当初、日本政府の推薦により構成資産に名を連ねていましたが、2012年(平成24年)には富士山から距離が離れていることを主な理由に、構成資産から外すべきだと国際記念物遺跡会議(ICOMOS)から要請されています。

しかし、「富士山─信仰の対象と芸術の源泉」の登録が決定した2013年(平成25年)の世界遺産委員会では、多くの委員国の賛同を得て登録されることになった経緯があります。

富士山登山をする前に知っておきたいあれこれ

世界遺産となった富士山は、国内外から多くの登山客を集めています。登山する場合にまず気を付けたいのは、高山病です。

一気に登山して帰るような日帰り登山の場合、短時間に高度が上がるため体調を崩す原因になってしまいます。

特に寝不足など体調が優れないときにはこうした症状になってしまうことが多いため、富士山登山にチャレンジする場合は万全の体調で望むようにし、できれば登山途中で一泊するぐらいの余裕を持って挑戦したいものです。

富士山登山の装備

富士山登山
富士山登山

富士山は、天気が急変しやすいことでも知られています。そのため、登山途中で悪天候となり、予定していた通りに登山が進められないことなど日常茶飯事です。

歌舞伎パンダ

不測の事態に備えて泊まるつもりがなくても、一応宿泊の準備を持って行くことが推奨されています。

また、登山用の靴や防寒具、日除けの帽子、雨具、ヘッドランプ、水や行動食など、本格的な登山の道具も必ず装備して行きましょう。

真夏でも山頂付近では0度以下になることも珍しくありません。どんな事態にも対応できるようにするのが理想です。

オフシーズンには、公衆トイレや山小屋も閉鎖されてしまいます。携帯トイレを持参するのも忘れないようにしましょう。

富士山登山に向いている時期

特に混雑するのは、梅雨明け後の7月下旬から8月あたり。週末や長期休暇のシーズンには登山者がひしめき合うようにして登ることになります。

混雑を避けたい場合は、こうした時期を避けて登山するのが理想です。ただし、危険な時期に登山を強行するのは禁物です。

遭難してしまった場合に、迅速に対応できるよう、登山計画書を必ず提出するようにしましょう。

富士山登山
富士山登山

富士山登山で絶対に守りたいマナー

富士山
富士山

ゴミを捨てない、決められたトイレで用を足す、当たり前のマナーの他に、登山ならではのマナーが幾つかあります。

歌舞伎パンダ

まず登山では登りが優先です。登山道で登りと下りの登山者がすれ違う場合には、下りの人が道を譲ります。

そして、無理な追い越しをしないこと、落石が起きないようにできるだけ登山道の山側を歩くこと。これらは、転倒や事故を防ぐためのマナーです。

仲間と楽しく登山をしている場合でも、山小屋の近くでは騒がず静かに休憩するのもマナーです。小屋には寝て休憩している人もいます。

その他、登山では幾つかのマナーがありますが、できるだけ最初は登山に慣れた人に同行してもらい、教わりながら登山に挑戦するようにしましょう。