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色々な旅行のカタチ「宿坊体験をする」



「宿坊」とは、神社やお寺に併設されている宿泊施設のことです。宿坊という名前から、厳しい規律などがあると思っている人が多いようですが、実はそんなことはありません。一般の観光客が普通に宿泊することができるのです。また宿泊するだけではなく、宿坊ならではの体験をすることもできます。日常と違った雰囲気の中で、朝のお勤め(勤行・ごんぎょう)に参加したり、写経をしたり、精進料理を味わうことができます。いつもとは違う時間の流れの中で、心と体が癒されていくのを感じる人も多く、リピーターが多い旅のひとつの形です。では、どのようなところでどのような宿坊体験ができるのか、いくつか紹介しましょう。

高野山(金剛峯寺・こんごうぶじ)(和歌山県)

高野山(金剛峯寺・こんごうぶじ)(和歌山県)

弘法大師空海が開いた世界遺産のちにある52の宿坊

「高野山(こうやさん)」は、平安時代の初め、弘法大師空海によって開かれた日本仏教の一大聖地です。弘法大師は、国家の安泰、世界平和、また修行者のために、人里離れた山奥に、真言密教の根本道場を建てるという願いを持ち、当時の嵯峨天皇より、高野山の地を賜ったと伝えられています。高野山は、2004年に、「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成物件としてユネスコの世界文化遺産に登録。国内はもとより、世界各国から多くの人が訪れています。高野山には、117の寺がありますが、そのうち宿坊を営んでいるのは約半分の52軒もあります。

宿坊での滞在中に、今も修行を続ける弘法大師が生きておられると考え、毎日欠かさず食事を備える様子を見ることができるのは、高野山ならではです。

善光寺(ぜんこうじ)(長野県)

「遠くとも一度は参れ」と言われる庶民救済の信州の古刹

約1400年の歴史を持つ「善光寺」。日本で仏教が諸宗派に分かれる以前からある寺院のため、宗派にこだわらず、女人禁制でもなく、庶民を受け入れたことで、日本中から愛されるお寺になっています。長い歴史の中で、天台宗と浄土宗により共同運営されるようになり、現在は天台宗25院、浄土宗14院、計39の宿坊があります。

善光寺の宿坊では、宿坊で精進料理や写経を体験した翌朝は、善光寺本堂で行なわれる「お朝事(あさじ)」に、宿坊の住職や公認案内人と参列。本堂床下の回廊を行く「お戒壇(かいだん)巡り」など、仏教と触れ合える楽しみがいろいろとあります。

羽黒山 手向(とうげ)(出羽三山神社)(山形県)

ふもとの宿坊に停まり、山伏に導かれて月山(がっさん)山頂へ

山岳修行の霊場として信仰を集める出羽三山(でわさんざん)は、羽黒山(はぐろさん)・月山・湯殿山の総称です。593年に崇峻(すしゅん)天皇の皇子、蜂子(はちのこ)皇子が開山したと伝えられ、以来、多くの参拝者が集い、松尾芭蕉も『奥の細道』に巡礼の句を残しています。ふもとには宿坊が栄え、中でも羽黒山の手向地区には、江戸時代に約300坊が軒を連ねていたと言われ、今も30坊以上が営まれています。ここでは、宿坊の「先達(せんだち)」(山伏)と呼ばれる案内人とともに月山登拝をしたり、「山伏修行体験塾」に参加したりと、それぞれが目指す修行に参加できます。

宿坊で体験できることとは?

精進料理(しょうじんりょうり)

精進料理は、肉魚類を使わず、僧へのお布施として野菜や豆類、穀類を工夫して調理した料理のことです。非常にヘルシーな料理として、精進料理の本が出版されるなど、注目されています。

写経(しゃきょう)・写仏(しゃぶつ)

写経は経文を写すことで、印刷技術が発達していなかった時代に仏法を広めるための必要不可欠な作業でした。のちに、印刷技術が発達しても、写経自体に功徳があるとされ、個人的な祈願成就のために行なわれています。一方、写仏は、仏様の姿を描き写すこと。一心に筆を運んでいると、仏様を身近に感じられるようになると言われています。

坐禅(ざぜん)

姿勢を正して座った状態で姿勢、呼吸、心を整える精神統一を行なう、禅の基本的な修行法。宿坊によっては、この修行体験を一般の人向けに行なっています。

瞑想(めいそう)・阿字観(あじかん)

何かに心を集中させるのが瞑想。集中力が養われるに従い、心の変化が起こるとされています。阿字観は、密教の根本経典である「大日経」に説かれる瞑想法で、日本には弘法大師によって伝えられています。人間の煩悩や欲を離れ、あるがままにこの世を眺めることだと言われています。

読経(どっきょう)

経典を読唱すること。今では、経典を記憶し広めるためというよりも、読誦(どくじゅ=経文をそらで読むこと)そのものに異議を認めるようになっています。

法話(ほうわ)

僧侶や住職が聴衆の前で話をすること。ありがたい教えや、生きる上での役立つ知識を授かることができる。多くの宿坊で体験することが可能。

滝行(たきぎょう)

密教や修験道、神道の、滝に入って行なう修行のこと。雑念がわく余裕すらないため、精神統一が行ないやすいとされています。

尼僧体験(あまそうたいけん)

女性の悩みや苦しみを取り除くために行なわれ、数珠の取り扱いや法衣のマナーなどが学べます。浴衣一式を貸してもらえるところもあります。

その他

占いや、カードリーディングなどが体験できる宿坊もあります。