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観光情報

日本の祭りが楽しめる観光施設



その土地の風土・風習を色濃く反映した魅力にあふれている「日本の祭り」は、旅のひとつの大きな楽しみです。ほとんどの祭りが、長く地域で育まれてきたものだけに、全てがおススメですが、ここでは味わいある5つの祭りと、最後に異色の1つを紹介しましょう。

糸魚川けんか祭り(新潟県)

糸魚川けんか祭り(新潟県)

毎年この地域の春は、天津神社の「糸魚川けんか祭り」で賑わいます。新潟県糸魚川市で、豊作と大漁を祈願して行なわれるこの祭りは、500年もの歴史を誇ります。見どころは、天津神社の氏子地区である押上地区と寺町地区の男衆が、2基の神輿を担いで境内を走りまわり、豪快にぶつけ合うところです。およそ300kgの神輿がぶつかり合う様はまさに圧巻です。大きく傾き、きしむ2基の神輿、それでも渾身の力を込めて押し合う両地区の男衆。地域の伝統と男たちの誇りがかかった、意地と意地・力と力の真剣勝負です。

おわら風の盆(富山県)

おわら風の盆」は、「越中八尾(えっちゅうやつお)」と呼ばれる富山市の南西部・八尾町で、初秋の風が吹き始める9月1日から三日三晩行なわれるお祭りです。哀愁漂う三味線と胡弓(こきゅう)の音色、味わい深い唄に合わせ舞う編笠姿の優美な踊り子たちが、坂の町を練り歩きます。その魅力は、地方の民謡とは思えない非常に洗練された祭りであり、今も昔も多くの人を魅了してやみません。八尾の人々にとっては、おわらが暮らしの一部であり、一年を通じておわらの練習に励み芸を追求しています。

野沢温泉の道祖神祭り(長野県)

野沢温泉の道祖神祭り」は、長野県北部の野沢温泉村で、毎年1月15日に行なわれる祭りです。この祭りのために、厄年の男たちが夜を徹し、大木を組んでつくった巨大な社殿に火を入れ、五穀豊穣、無病息災、初子の成長を祈願する日本有数の火祭りです。見どころは、点火役、防火役の激しい攻防戦です。

長浜曳山まつり(滋賀県)

長浜曳山まつり」は、滋賀県長浜市で、毎年4月9日から17日にかけて行なわれる、長浜八幡宮の春の例大祭です。400年余り引き継がれている伝統ある祭りで、見どころは、"動く美術館"とも言われる絢爛豪華な山車の上で、美しい衣装に身を包んだ子どもたちによる歌舞伎狂言の上演です。祭り本番に向け、子どもたちは芸を磨き、大人たちはそれを支えます。囃子(しゃぎり)の音色と、子どもたちの愛くるしい名演技が湖北の春を彩ります。

竹富島の種子取祭(沖縄県)

竹富島の種子取(たなどぅい)祭」は、約600年の伝統があると言われ、祓い清めた畑に種子を蒔き始める祭りです。毎年、新暦の10月、11月中の甲申(きのえさる)の日~甲午(きのえうま)の日まで10日間にわたって繰り広げられます。見どころは、7、8日目に、島を離れた人も里帰りして参加して行なわれる、約80演目もの伝統芸能奉納です。

清内路(せいないじ)の手づくり花火(長野県)

ここでは、異色の祭りを紹介しましょう。

住民が"花火師"となり行なわれる祭り

毎年、8月末から10月初旬のおよそひと月半の間、住民たちが毎夜「花火師」へと変わる村があります。長野県南部、飯田市から木曽谷へと抜ける峠の道沿いにある集落「阿智村(あちむら)清内路(せいないじ)」です。2009年3月の合併前まで長く「清内路村」と呼ばれたこの山里では、この地域の神社の秋季祭典で花火を奉納するため、住民が、火薬取り扱いの資格を取得して花火師となり、伝統の花火づくりを行なうことを280年間にわたって、一度も途切れさせることなく続けているのです。これが、「清内路の手づくり花火」です。こういった奉納花火・伝統花火と呼ばれる手づくり花火の祭りは全国にありますが、住民が火薬から全て製造し、これほどの長期にわたって一度も途絶えさせることなく続いているのは極めて珍しいことです。この清内路の手づくり花火は、1998年長野オリンピック閉会式のフィナーレを飾っています。