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関西エリアの観光施設を巡る「竹田城跡」



海外に行かずとも、魂を揺さぶられる絶景が日本にもあります。関西エリアからは、「天空の城」です。

【竹田城跡】雲海に浮かぶ天空の城(兵庫県朝来市)

【竹田城跡】雲海に浮かぶ天空の城(兵庫県朝来市)

一枚の写真を見て、「これは現実の世界?」と思わず目を疑ってしまう絶景が、兵庫県の但馬(たじま)地方にあります。雲海に浮かぶ石垣の名城「竹田城」跡です。

竹田城跡は、兵庫県のほぼ中央部、朝来(あさご)市の標高353.7mの古城山山頂に、石垣のみが残る戦国時代の城跡です。この古城山周辺では、秋から冬にかけてのよく晴れた早朝に朝霧が発生。但馬の風物詩ともなっているこの現象が雲海となり、山頂付近を包み込みます。そして雲海に包まれた山頂に、自然石を巧みに配置した東西約100m、南北に約400mにわたって残る見事な石垣群がそびえたつように姿を見せ、まさに「天空に浮かぶ城」を思わせる幻想的な光景が生まれるのです。

400年を経た今も、往時の威容を誇る石垣群

この絶景の素晴らしさは、まず何と言っても竹田城跡が、建物はなくても、往時の山城(やまじろ)としての構造の素晴らしさを今に伝える石垣群として残っていることです。

竹田城は、1443年(嘉吉3年)に但馬の守護大名・山名宗全(持豊)が、播磨の赤松氏に対する拠点として、家臣の太田垣氏に城を築かせたのが創建とされ、以後は、太田垣氏が7代にわたって城主となりました。しかし、織田信長の命による豊臣秀吉の但馬征伐で、1580年(天正8年)に落城。その後、豊臣政権が大阪城防衛のために築き直したのが、今に残る豪壮な石積みの城郭だと言われています。

全国で2万城近く存在するとされる山城の中にあって、竹田城は石垣造りの山城の代表例として全国の城郭研究者にも高く評価されており、「日本100名城」(日本城郭協会)や「日本名城百選」(小学館)にも選ばれています。その姿だけでも一見の価値ありです。

眺望抜群の天守台

竹田城跡では、竹田城跡の最高所、本丸の天守台からの眺望が抜群です。もちろん城跡にいるので、竹田城跡全景(この観賞ポイントは後述)を見ることはできませんが「天守台」を中央に「南千畳」「北千畳」「花屋敷」が放射線状に配され、それら曲輪(くるわ)群が、それぞれ個性的な配列で確認できます。また、晴れた日には遠くの山々や麓が見渡せ、逆に霧が立ち込めると麓などが全く見えなくなる中、あたかも空中に浮いているかのような錯覚を覚える絶景に出会えます。

雲海に浮かぶ竹田城跡全景は「立雲峡」から

一方、雲海に浮かぶ竹田城跡を見る、あるいは撮影するには、円山川を挟んで対岸の「立雲峡」からがおススメ。竹田城は、城の築かれている山全体が、虎が臥せているように見えることから「虎臥城(とらふすじょう・こがじょう)」とも呼ばれており、その光景もきれいに望めます。

もちろん、天候次第です。ただ、この天候次第という条件、竹田城跡の絶景を見ることに限っては、晴れ渡っていることが好条件と言えません。立雲峡から見る快晴の空の下の竹田城跡ももちろん素晴らしいのですが、何と言っても竹田城跡の絶景の最大の魅力は、一帯を埋め尽くす重厚な雲海の中に竹田城跡の山頂だけが顔を出す「雲海に浮かぶ天空の城」の景色。雲海が発生しやすいのは、次のような条件の時です(参考:朝来市和田山町観光協会HP)。あらかじめ、全ての条件を考慮して行くことは現実的に難しいので、参考にして計画を立てて下さい。但馬南部地方で濃霧注意報チェックするのもおススメです。

≪コレ!知っておこう≫ 雲海に包まれた竹田城跡を見られるポイント

竹田城跡の雲海は、円山川から発生する霧によって生ずるもの。昼の間に暖められた空気が夜になると冷やされ、川の水温よりも低くなると、川の水から蒸発霧が発生。その霧が山の間の低い部分にたまり、標高の高い部分から見ると雲海として見えるのです。

  1. 時期:9月~11月(2月末までは見られるが、晩秋が一番雲海が発生しやすい)。
  2. 時間:明け方から午前8時ごろまで。
  3. 朝方と日中の気温の差が大きいこと。
  4. よく晴れていること(日中雲のない晴天の場合、夜間は特に冷え込むので現れやすい)
  5. 風が弱いこと。

人気急上昇中の観光スポット。気軽に、しかし用意はきちんと。

竹田城跡は、ペルーの世界遺産「マチュピチュ」のような絶景を国内で観ることができる絶景スポットとして、近年、その名が広く知られるようになり、人気急上昇中のスポットです。マチュピチュは標高2,400m、一方、竹田城跡は353.7mですから、その天空ぐあいは比べ物になりませんが、逆に言うと、誰もが気軽に行ける高さで天空の絶景を味わえるというのが、大きなおススメポイントです。

特に、日の出直後の太陽に光り輝いて黄金色になる雲海に浮かぶ竹田城跡の姿は、見事の一言に尽きます。ただ、注意も必要です。日の出前に徒歩で山を登るので、懐中電灯は必需品。歩きやすい靴、防寒着も忘れずに。

最後にもうひとつ、竹田城についての興味ある話題を。最初の築城者、山名宗全(やまなそうぜん、1404-1473)は、室町後期の武将で、あの「応仁の乱」の西軍の中心人物です。歴史も感じながら天空の城の絶景を楽しんで下さい。