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観光情報

関東エリアの観光施設を巡る「青ヶ島」



海外に行かずとも、魂を揺さぶられる絶景が日本にもあります。関東エリアからは「絶海の孤島」です。

【青ヶ島】ファンタジーのような島 (東京都青ヶ島村)

【青ヶ島】ファンタジーのような島 (東京都青ヶ島村)

東京の南358km、八丈島から68kmの洋上、伊豆諸島最南端に位置する「青ヶ島」。約6km²ほどの面積を持つ大海原に浮かぶ絶海の孤島で、島全体が黒潮暖流の流れに包まれ、一年を通じて10~25℃と温暖な気候です。

一番の特徴は、世界でも珍しい二重式火山でできた島だという点。これは「複式火山」の一種で、火山の中に、もうひとつの火山があるのです。熊本の阿蘇山も同じく複式火山ですが、青ヶ島の特徴は、真上から見るときれいな二重の円になっていることで、このようなきれいな二重円の複式火山は、世界的にみても非常に珍しいようです。そして、島の景観のもうひとつの特徴が、来るものを寄せ付けないかのような周囲をぐるりと取り囲む高い断崖絶壁。空からその全景を見ると、魔法の国あるいはおとぎの国の島ではないかと錯覚してしまいそうな、不思議な景観を持つ島なのです。

さらにこの青ヶ島、絶海の孤島であっても、れっきとした有人島。「東京都青ヶ島村無番地」がこの島の住所で、人口165人の日本で最も人口の少ない自治体(2010年4月現在)です。この島がいつ現れ、いつ人が住むようになったのかははっきりとわかっていませんが、15世紀にはすでに歴史上に登場します。島の歴史も気になるところではないでしょうか。

では、具体的にどのような絶景に会えるのか、紹介しましょう。

青ヶ島の旅は、行く行程も旅の醍醐味

青ヶ島の旅には、たどり着くまでにすでに「青ヶ島の旅」の醍醐味が存在します。

本土から直接行く方法はなく、まず飛行機か船で八丈島を目指します。飛行機の場合、羽田空港から八丈島までは約45分、船では東京の竹芝桟橋から約10時間です。八丈島からはヘリコプターか船になります。ヘリコプター(「東京愛らんどシャトル」365日運航)で約20分、船(「環住丸」月~土の毎日運航)では約2時間30分です(2013年6月時点)。不便ではあっても、365日行くルートはきちんとあり、全て空路を使えば、乗り継ぎも含め、羽田から約2時間で到着できます。

ただ、注意したいのは、確実性に少々難ありという点。例えば船の場合、天候や黒潮の影響で欠航することも多く、就航率は50~60%。1週間欠航が続くことさえあります。一方、風雨に強いと言われるヘリコプターの就航率は8割以上ですが、定員9名の一日一往復のため輸送能力が低く、島民や島で仕事をする人たちがよく利用することから、予約開始後すぐに満席になることも。欠航すると翌日以降のキャンセル待ちです。当然、帰路についても同じことが言えます。

しかしそういった困難さも、めったに行けない場所へ行く旅の醍醐味なのです。行けない時は仕方がないと、行けない場合の別プランを用意するなど計画を工夫することで、行けた時の喜びを倍増させてはどうでしょうか。

青ヶ島へ行く道のりには、困難を覚悟するだけの価値があります。もちろん天候次第という条件は付きますが、青ヶ島へ向かうヘリコプターや船から見る絶海の孤島「青ヶ島」の姿は、それぞれ見え方の違いこそあれ、どちらも思わず息をのむほどの絶景です。

"プリン"のような山と「ひんぎゃ」

火山島である青ヶ島は、言うなれば「絶海に突き出た複式火山の頂上」。島内の見どころはいくつかありますが、やはりとりわけ素晴らしいのが、青ヶ島の最大の特徴である外輪山と内輪山の複式(二重式)の「カルデラ」(火山の中心部にある円形の凹部)です。断崖絶壁の部分が外輪山にあたり、その外輪山のカルデラである大きなくぼみ部分に内輪山が存在しているわけです。

内輪山である「丸山」は、1785年の大噴火で隆起した標高223mの山で、島の子どもたちから「プリン」と呼ばれる、まさにおとぎの国に出てきそうな外観を持つ山。実はこの"プリン"、緑の縦じま模様も特徴です。その正体は、聞けば「なるほど」とうなづけるものですが、ここでは秘密にしておきましょう。全てを知らずに行くのも旅の醍醐味ですから。丸山にはぐるりと回れる遊歩道があり、四季折々の草花や鳥たちに出会えます。また丸山がある池の沢地区では、島言葉で「ひんぎゃ」と呼ばれる水蒸気の噴出する穴が無数に見られます。このひんぎゃの熱を利用した地熱サウナ風呂があり、地熱釜を使ってアツアツのふかしイモや温泉タマゴも味わえます。

「尾山展望公園」から見る"星の海"は圧巻!

プリンのような丸山の全景はもちろん、青ヶ島の二重式カルデラの絶景と、360度見渡す限りの大海原の絶景をともに堪能できるのが、外輪山北側の岡部地区にある標高約400mの「尾山展望公園」です。集落から1km程度、遊歩道の登り口から約10~15分の軽い山登りで到着できます。

昼間の尾山展望公園から見る景観ももちろん素晴らしいのですが、何より体験してほしいのが、夜に「星の海」を見ること。尾山展望台からはほぼ360度の水平線が見渡せるため、晴れてさえいれば、夜空一面に星の海が広がります。標高が高いため空気中のチリや水蒸気が少なく透明度が高いのも特徴で、ダイナミックに流れる天の川の眺めは、まさに神秘の世界をさまよっているかのようです。

さらに、尾山展望公園からの見る星空のすごさは、「カノープス」が見られること。カノープスは恒星として全天で2番目の明るさを持つ星ですが、あまりに南寄りの空にあるため、北半球の多くの地域では見ることができません。青ヶ島では、冬季に南の水平線付近まで晴れていることが条件ですが、根気よく待っていると雲間からギラッと力強く輝くカノープスに出会えることがあります。