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観光情報

東北エリアの観光施設を巡る「蔵王の樹氷」



海外に行かずとも、魂を揺さぶられる絶景が日本にもあります。東北エリアからは「世界的にも珍しい自然現象」です。

【蔵王の樹氷】冬山に"モンスター"出現?! (山形県・宮城県)

【蔵王の樹氷】冬山に

「スノーモンスター」という"怪物"を知っていますか? 冬山の樹木が、着氷と着雪によって完全に覆われ、まるで巨大な雪のモンスターが出現したかのような姿になる、自然がつくり上げる奇跡の造形物です。

一般的には、「樹氷(じゅひょう)」と呼ばれる自然現象ですが、山形県と宮城県にまたがる「蔵王連峰」の樹氷は、別名「スノーモンスター」または「アイスモンスター」とも呼ばれ、世界的にも非常に珍しい規模と巨大さを誇ります。

世界でも例のない自然現象の申し子

「樹氷」とは、氷点下の中、0℃以下でも凍らない「過冷却水滴」と呼ばれる雪雲中の水の粒が風に送られて樹木など寒冷な地物に次々と衝突し、その衝撃で凍りついた白色透明の氷層です。水は通常、水温0℃で凍結しますが、氷点下になっても凍らずに液体状態を保ち続ける場合があり、この現象を過冷却と言います。過冷却は熱力学的に準安定状態にあるもので、氷点下の物に触れるとたちまち安定状態へ転移し氷になるのです。

つまり、簡単に言うと樹木の着氷を樹氷と呼ぶわけですが、蔵王のスノーモンスターと呼ばれるような樹氷は、着氷と着雪の混合物で、東北地方の奥羽山脈の一部の山域(八甲田山、八幡平、蔵王連峰、吾妻山)の亜高山地帯でしか確認されておらず、海外でもはっきりとした報告がないようです。

そして不思議なことに、標高が高い方が、またより北にある山の方ができやすいというわけではなく、蔵王より標高の高い日本アルプスや蔵王より北に位置する北海道では見ることができません。なぜなら、蔵王のような樹氷群ができるためには、次のような特殊な条件が必要なのです。

≪コレ!知っておこう≫美しいスノーモンスターを生む条件

  1. -5℃以下の低い気温。
  2. 「アオモリトドマツ」などの常緑針葉樹が自生していること。ブナなどの落葉広葉樹は氷や雪がつきにくい。
  3. 雪は少なくても、降り過ぎてもダメ。雪が少なければ、当然樹氷はできず、雪が降り過ぎるとアオモリトドマツは埋没して生育できない。(蔵王の樹氷原の積雪は、平年で2~3m程度)
  4. 着氷と着雪のもとになる多量の過冷却水滴と雪が、常に一定方向の強風で運ばれてくること。風向きが一定でないと樹氷は成長しない。
  5. 雪が適度に降る。雪片が樹氷にぶつかると過冷却水滴がのりの役目をして雪片を閉じ込め、樹氷はさらに成長する。

「エビのしっぽ」に注目!

蔵王の樹氷は、例年、12月ごろに始まり、最盛期は2月。スノーモンスター(アイスモンスター)という異名通り、刻々と成長するその姿の変化は、まさにモンスターがムクムクと自分の体を広げていっているようです。

観察のキーワードは「エビのしっぽ」。冬の蔵王では、シベリアから吹く北西の風が日本海の水蒸気を含んだ雲や空気を運んで来るわけですが、この風が蔵王の樹氷原に吹き続けることにより、過冷却水滴によって生まれた樹氷は風上側へと成長していきます。この成長の様が、エビの尾状に伸びるので、地元では「エビのしっぽ」と呼ばれています。

このエビのしっぽは、先端をはじめ、縁や外側部分で盛んに成長するため、これがまるで生き物のような表情を見せる要因になっているのです。

さらに、実はこのスノーモンスター、手で触ると簡単に崩れるほどもろいところも、魅力のひとつ。見た目はそんなもろさなど微塵も感じさせない迫力ですが、もろさも樹氷という自然現象の大きな特徴なのです。

蔵王の樹氷の楽しみ方は様々

一生に一度でも見に行く価値がある絶景のひとつ、蔵王の樹氷。多彩な楽しみ方ができるのもうれしいところです。

蔵王には、山形県側にも宮城県側にもそれぞれ温泉があり、温泉と樹氷鑑賞をともに楽しめます。樹氷原は、スキーの滑降コースになっており、樹氷の間をスキーで滑走するのもおススメ。

もちろん、スキーをしなくても簡単に楽しめます。山頂に行くロープウェイのゴンドラからの「空中観光」や、歩きながら驚きのスケールの樹氷を間近で見たり、暖かいレストランの中からゆったり鑑賞したりもできます。みやぎ蔵王すみかわスノーパークでは全長約7m、全高約3mの雪上車「ワイルドモンスター」による樹氷鑑賞ツアーもあります。

さらに、夜間にはライトアップが行なわれるので、昼と夜で一変する表情も必見!

自分にあった楽しみ方を計画し、東北の絶景に会いに行ってみてはいかがでしょうか。