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日本の観光施設を巡る「松山城(愛媛県)」



松山城は、全国で12城しかない、江戸時代以前に建造された本物の天守が残る城(「現存12天守」)のひとつです。この天守とともに、松山城の特徴を際立たせているのが、標高132mの勝山の上に建つ松山城ならではの「登り石垣」。この2つを軸に、魅力を紹介しましょう。

黒船来航の翌年に復興された日本で最後の完全な城郭建築

黒船来航の翌年に復興された日本で最後の完全な城郭建築

松山城は、関ヶ原の戦いの戦功により、伊予半国20万石の大名となった加藤嘉明が、松山平野の中心に近い標高約132mの勝山に新城を築城したことに始まり、蒲生氏を経た25年後の松平氏(松山藩主15万石)の時代になってから完成をみています。

現在の天守は、1642年に三重に改築されたものが1784年の落雷で焼失したため、1820年に再建工事に着手、35年の歳月を経て黒船来航の翌年にあたる1854年に復興されたものです。日本で最後の完全な城郭建築として、層塔型天守(天守建築の新式)の完成した構造形式を今に伝えています。

また、昭和に入った後、小天守などが放火や戦災などのため焼失しましたが、1966年から全国にも例を見ない総木造による復元が進められ、現在の美しい姿を見せています。

松山城の見どころ

ロープ―ウェイorリフトで本丸へ

松山城の本丸は標高132mの山頂にあるため、8合目まで行くのに、全国でも珍しいロープウェイとリフトが設置されており、徒歩も含め、3つの方法でお城見学に向かうことができます。あなたはどれを選びますか?

縄張の面白さを味わう

松山城の天守を取り巻く天守丸は、本丸から約8m高くつくられ、天守にたどり着くまで非常に複雑なルートが形成されており、城としての規模もそれほど大きくはないので、縄張(城の設計プラン)を歩いて味わうには格好のお城です。

大天守に登り城郭建築の完成度の高さに触れ、眺望を楽しむ

松山城の天守は、姫路城と同じ「連立式天守」です。四方に大天守・小天守・櫓を配置し、多聞(たもん)櫓(長屋形式の櫓)でつなぐ形式です。特徴は、建物で仕切られた中庭ができることで、厳重な防備手法として天守防衛の究極の姿であるとも言われています。

天守は132mの山頂からさらに約30m高くそびえ立つており、松山平野を360度見渡せます。眼下には完成度の高い近代城郭の姿を示す櫓(やぐら)群が広がり、天気がよければ、遠く、西日本最高峰の石鎚山(1,982m)や瀬戸内海に浮かぶ島々、また日本一細長い半島である佐田岬なども眺望できます。藩主になった気分で大パノラマを存分に楽しみましょう。

登り石垣

松山城の大きな特徴のひとつが、「登り石垣」です。中国の「万里の長城」と同じく、山腹から敵の侵入を阻止するために、ふもとの館と山頂の天守を山の斜面を登る2本の石垣で連結させたものです。豊臣秀吉が朝鮮出兵(1592年~1598年)の際に築いた倭城で採用された防備手法だと言われています。これは、国内の現存12天守の城郭においては、松山城の他は彦根城だけにしか見られず、当時の日本と朝鮮半島、中国の築城交流の様子をうかがえる重要な資料です。松山城の南側の登り石垣の高さは4~7mあり、県庁裏登城道からの観光がおススメです。