ご希望の観光名所/旅行/温泉/レジャー情報を無料で検索できます。

施設検索/ホームメイト・リサーチTOP

旅探
観光名所/旅行/温泉/レジャー
トップページへ戻る
トップページへ戻る

観光情報

旅行に行こう
「世界遺産国内暫定リストとは?」



世界遺産は知っていても、「世界遺産暫定リスト」の存在については知らない人も多いのではないでしょうか。この世界遺産暫定リストに掲載されている遺産は、観光あるいは旅行という視点から見て、かなりのおススメ物件です。その理由を紹介しましょう。

世界遺産の"金の卵"たち

世界遺産の

世界遺産は、毎年7月ごろに開かれるユネスコの「世界遺産委員会」で登録が決定されますが、その前段階として、各国は登録を目指す遺産を「暫定リスト(候補地)」に載せる必要があります。この暫定リストの中から、各国政府が世界遺産に推薦する準備が整ったと判断したものをユネスコ世界遺産センターに推薦し、その推薦された中から世界遺産委員会によって世界遺産にふさわしいと判断されたものだけが、はれて世界遺産として登録されるわけです。いわば、世界遺産暫定リストの物件は、世界遺産の"金の卵"たちです。

日本の世界遺産暫定リスト

現在(2013年7月)、日本国内で世界遺産暫定リストに掲載されているのは、下記の11件です。

世界遺産国内暫定リスト ※暫定リスト掲載年順・2013年7月現在

  • 武家の古都・鎌倉(神奈川県、1992年)
  • 彦根城(滋賀県、1992年)
  • 富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬県、2007年)
  • 長崎の教会群とキリスト教関連遺産(長崎県、2007年)
  • 国立西洋美術館(本館)(東京都、2007年)
  • 北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群(北海道・青森県・岩手県・秋田県、2009年)
  • 九州・山口の近代化産業遺産群(山口県・鹿児島県・佐賀県・岩手県・長崎県・福岡県・熊本県・静岡県、2009年)
  • 宗像・沖ノ島と関連遺産群(福岡県、2009年)
  • 金を中心とする佐渡鉱山の遺産群(新潟県、2010年)
  • 百舌鳥・古市古墳群(大阪府、2010年)

なぜ、暫定リスト物件がおススメか?

暫定リストに入らなければ世界遺産にはなれませんが、かといって、暫定リスト入りすれば、いずれ世界遺産として認められるかというと、必ずしもそうではありません。つまり、単に「いずれ世界遺産になるところだから」という理由だけで旅先としておススメするわけではなく、次の3点の理由があります。

世界遺産の候補に挙がる"価値を持った"物件たち
世界遺産の候補地ですから当然と言えば当然ですが、暫定リスト入りするだけでも、かなり高いハードルがあります。まずその物件を持つ地域が一体となり、世界遺産としてふさわしいか「顕著で普遍的な価値」があるかどうか、さらにその価値にふさわしい有効な保存管理ができているかを、しっかりと検討・準備した上で、文化庁(文化遺産)や林野庁(自然遺産)に世界遺産への登録を要望します。そして国家機関として、他の省庁も巻き込み、遺産の価値や十分な保護体制が取られているかを確認し、ふさわしいと判断されてようやく暫定リストの作成にこぎつけることができます。こう書くと意外に簡単なようにも思えますが、2005年に世界遺産に登録された「知床」では、地元が検討を開始してから暫定リストに記載されるまで、何と10年もかかっています。
"価値を高める努力"を地域が続けていること
例えば、「彦根城」。日本が初めて国内暫定リストを作成した当初からリスト入りしている物件ですが、いまだに世界遺産に登録されていません。そのひとつの理由に姫路城の存在があります。世界遺産には、"代表性"(唯一無二の価値)というひとつの壁があるのです。簡単に言うと、同一国内の同じような種類の遺産登録は原則ないということ。世界遺産の登録数が増えた1994年以降、このしばりがより強固になっています。彦根城と姫路城は同じ年に暫定リスト入りしたものの、姫路城が法隆寺とともにトップバッターを切って世界遺産入りを果たしたことで、日本の中世の城としては姫路城で代表される形になり、これを超える価値が外国の人たちにも明確にわかるように示せない限り、彦根城が登録に至ることは困難なのです。しかし、最近では、ゆるキャラブームの先駆けとなった「ひこにゃん」効果で、観光客をぐんぐん増やしている彦根城。地元彦根市では、代表性の壁にめげることなく、姫路城との違いをアピールできる城郭や城下町の保存整備に努力を重ねており、観光地としての価値は近年特に高まっています。

この彦根城に限らず、他の暫定入り物件も、「何としても世界遺産登録を」と意気込み、地域を挙げて"価値を高める努力"を展開中です。行く価値あり、と思いませんか?
"先取り"は、やはり楽しい
世界遺産に登録される可能性をどこよりも持っている物件たちを先取りする。その本来の価値は、世界遺産に登録された前とのちとで何ら変わることはありません。ならば、"先取り"して楽しむのが一番。何より、世界遺産の本来の意義は、その価値を人類で共有し、「みんなで保存する」機運を高めることにあるわけですから、先取りするというのは、知らなかったそれぞれの物件が持つ価値に触れ、その機運を高めるひとりになるということ。ちょっとわくわくしてきませんか? しかも、世界遺産登録後は、多くの人が押し寄せることが目に見えています。混雑前の一足お先に、"金の卵たち"に会いに行き、その価値をぜひ満喫しましょう。