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観光情報

日本の観光施設を巡る「知床(北海道)」


日本の観光施設を巡る「知床(北海道)」

アイヌ語で「地の果て」を意味する「シリエトク」が語源の「知床(しれとこ)」。北海道の東部「道東」と呼ばれるエリアのまさに端、角のように突き出た知床半島のことです。北方領土に最も近いところ、あるいはオホーツク海に面したところと言うとわかりやすいかもしれません。

「日本最後の秘境」とも言われるように、原始的な自然が残る知床は、動植物の宝庫。知床連山では800種以上の貴重な高山植物を確認でき、エゾシカ、エゾリス、キタキツネの他、ヒグマの出没もしばしばです。海にはクジラ、シャチ、トド、アザラシも姿を現します。鳥類も豊富で、渡り鳥を含めると何と260種以上が生息。シマフクロウ、オオワシ、オジロワシなどの世界的な絶滅危惧種の聖域としても注目されています。

しかし、知床は、流氷が押し寄せる極寒の地です。動植物が育つ環境としてはあまり向いていないとも思えるのですが、なぜ、これほどの生き物の宝庫になっているのでしょうか?

その最大の功労者は、何を隠そう「流氷」です。1月~3月下旬に知床にやってくる、このシベリアからの使者は、知床の地で、陸・海・空に及ぶ、驚くほど豊かな"命"の連鎖を導くのです。

自然遺産
2005年登録
具体的な物件
知床半島の半島先から7万1,000haのエリア(陸域:4万8,700ha、海域:2万2,300ha)
該当する世界遺産の登録基準
(ⅸ)(ⅹ)

流氷の恵みがもたらす知床の食物連鎖のドラマ

流氷の恵みがもたらす知床の食物連鎖のドラマ

知床半島は、北半球で流氷が流れ着く最南端の地域です。知床への旅の序章として、ここで繰り広げられる命の連鎖のドラマを簡単に紹介しましょう。

冬の極寒の知床の海では何が起こっているのか?

冬の極寒の知床の海では何が起こっているのか?

冬、オホーツク海の氷の一部は流氷となって知床へ押し寄せて来ます。この流氷には、ロシアのアムール川から流れ出す豊かな栄養分(淡水プランクトン)を含んだ大量の真水が含まれています。通常、淡水プランクトンは海水では長く生きられません。しかし冬になると河川の水は柔らかい氷塊、つまり流氷となって海に流れ出すため、栄養分は氷に抱かれたまま知床へとやってくるのです。その流氷が知床の海で少しずつ溶けていくと、氷に含まれていた豊富な養分が海中に解け始め、海中のプランクトンが大量に繁殖します。それを餌にして多くのエビや小魚が繁殖し、さらにそのエビや小魚を食べる大型の魚や、トドやアザラシなど大型動物も集まってくるわけです。クリオネ、オオカミウオ、フサギンポ、シモフリカジカ、ミズダコ、ホテイウオなど、知床の海で独特の海洋生物のドラマが展開します。そして、このドラマは、海から陸へと…。

海と陸が生き物で交わる春

海と陸が生き物で交わる春

流氷が去った春の知床の海では、まだ雪に覆われた知床連山をバックにシャチ、ミンククジラ、イシイルカなどが姿を見せます。もちろんお目当ては、海中に流氷が残した恵みを求めて集まる魚たち。また春は、知床の川からサケやマスの稚魚が海に旅立つ季節です。彼らもまた、流氷の恵みを受けてオホーツク海や北太平洋で大きくなります。

海から陸へ。陸から海へ。さらに空も巻き込む生態系のドラマ

海から陸へ。陸から海へ。さらに空も巻き込む生態系のドラマ

そして秋。大型魚となったサケやマスは、産卵のため生まれた川へ帰ります。知床の川を遡上して行く彼らを狙うのが、ヒグマやオジロワシなどの大型動物。ヒグマやオジロワシを通じて、海の生態系と陸の生態系の物質循環が行なわれているのです。さらに近年、ヒグマのオジロワシの食べ残しや糞によって魚に含まれる窒素が森にまかれ、それが植物の栄養素になっていることが科学的な調査でわかってきたそうです。

こうした背景を知った上で知床の生き物たちを見ると、また違った知床の面白さを感じられるのではないでしょうか。

「船」で秘境のワンダーランドを楽しもう

「船」で秘境のワンダーランドを楽しもう

知床の観光拠点は、北西側の「ウトロ」と南西側の「羅臼(らうす)」です。

ウトロ側は、まず静寂の森にたたずむ「知床5湖」がおススメです。11月末からは冬季閉鎖されますが、10月から見られる紅葉は、雄大な景観と相まってまさに絶景です。五湖を結ぶ遊歩道は大きな一湖、二湖だけなら30分程の行程。しかしできればエゾシカも顔を見せるという三湖より先にも足を運びたいところ。

さらにおススメが、知床観光船に揺られて海上から眺める知床の姿です。知床岬は上陸が自粛されていますが、海岸まで押し寄せる流氷によって削られた海岸線が美しい断崖絶壁の地形を生み出しており、回転木馬のように現れる奇妙な形の海食洞(かいしょくどう)や、オホーツク海にそそぎ込む「カムイワッカ湯の滝」「フレペの滝」などの清々しい滝、四季折々の知床連峰は色彩り鮮やかに大自然を満喫させてくれます。

もう一方の羅臼では、イルカやクジラのウォッチングが楽しめます。

知床ならではの「流氷ウォーク」

知床ならではの「流氷ウォーク」

知床ならではの楽しみ方として、やはり体験してほしいのが、1月下旬~3月下旬の流氷との触れ合い。展望スポットから眺める真っ白に埋め尽くされたオホーツク海の景色は圧巻。さらに、ドライスーツを着て一面アイスブルーの氷原を歩む「流氷ウォークツアー」もおススメです。