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日本の観光施設を巡る
「古都京都の文化財(京都府・滋賀県)」


古都京都の文化財(京都府・滋賀県)

京都は、平安時代に平安京に遷都(794年)されてから明治時代に入るまで、千年にもわたって日本の首都であったところ。それだけに、日本の観光地の中でも群を抜く知名度を誇りますが、「古都京都の文化財」として世界遺産に登録された物件数も、圧巻の17件。いずれも「由緒正しき」あるいは「歴史の舞台」として価値があるだけではありません。「日本の文化芸術の基礎を形づくった」という点においても必見のものばかり。それらが、春夏秋冬、周囲の自然や人々の暮らしと絶妙な調和を見せ、訪れるたびに新たな感動と楽しみを与えてくれるところに、古都京都の世界遺産の最大の魅力があります。しかも京都ほど神社仏閣が市民に「近い」ところもありません。世界遺産のお寺で日用品がズラリと並ぶ市(いち)が開かれるのも京都ならでは。「修学旅行で訪れたから」、「有名すぎる観光地だから」と少し敬遠ぎみの人も、「千年の都の吸引力」に会いに行ってみませんか。いくつかのおススメを紹介しましょう。

文化遺産
1994年登録
具体的な物件
賀茂別雷神社(上賀茂神社)賀茂御祖神社(下鴨神社)教王護国寺清水寺延暦寺醍醐寺仁和寺平等院宇治上神社高山寺西芳寺天龍寺鹿苑寺慈照寺龍安寺本願寺二条城
該当する世界遺産の登録基準
(ⅱ)(ⅳ)

王朝文化を楽しむ「賀茂神社」

王朝文化を楽しむ「賀茂神社」

全国に300社はあると言われる「加茂神社」「賀茂神社」「鴨神社」は、京都市の北部にある「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ=上賀茂神社)と賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ=下鴨神社)を総称して呼ぶ「賀茂神社」より分霊を受けた神社です。

この賀茂神社の例祭が、京都三大祭のひとつで毎年5月15日に開催される「葵祭」。日本の祭の中でも数少ない「王朝風俗の伝統」が残されたもので、さながら王朝絵巻のような光景が楽しめます。上賀茂神社の「夏越祓式(なごしはらえしき)」(6月30日)もぜひ味わってほしいひとつ。日も落ちた午後8時、篝火(かがりび)の炎が川面(境内を流れる「ならの小川」)に揺らぐ中、氏子崇敬者より持ち寄られた人形(ひとがた)を投じ半年間の罪穢(つみけがれ)を祓い清める儀式は、まさに神事にふさわしく幻想そのもの。この情景は、百人一首で「風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける」(藤原家隆)と詠まれています。

「五重塔」も「弘法さん」も魅力たっぷりの「東寺」

京都駅から歩いて行ける距離にあるのが、秀逸の国宝群を有する本願寺(西本願寺=浄土真宗本願寺派の総本山)と、五重塔がそびえる真言宗総本山の「東寺(とうじ=「教王護国寺(きょうおうごこくじ)」です。京都駅を挟んでそれぞれ反対側にありますが、どちらも徒歩15分ほど。

東寺は、唯一残る平安京の遺構で、創建から1200年。もともとは平安京造営に際し「羅城門」(芥川龍之介の短編小説の舞台)の東西に建立された2つの官寺(国立の寺院)のひとつで、823年に嵯峨天皇より空海(弘法大師)に託され、真言密教の道場となりました。まず京都駅から眺めてほしいのが、その東寺にある「五重塔」です。木造建築としては日本一の高さ(55m)を誇り、京都駅前のビルの林立する中で木造建築の美を際立たせてそびえ立つその姿は、そこだけ別の時空間が存在しているかのよう。

1239年以降、毎月、東寺の縁日にあたる21日に開かれている「弘法市」もおススメです。普段は静けさ漂う東寺の境内も、この日だけは別。通称「弘法さん」と呼ばれるこの市(いち)には、骨董・陶器・古着(きもの)・工芸品・金物・乾物などの商品を揃えたおよそ1000~1300店もの露店が並び、まるで旧家の蔵を覗いているような期待感も味わえます。プロの目利きが買い付けに来ることもあるとか。何より、世界遺産の場所で市を楽しめるというぜいたくにぜひ浸ってみましょう。

≪コレ!知っておこう≫「縁日」とは?

縁日とは、神仏がこの世と縁を持つ日に参詣すると功徳があるとされ、参詣者にお茶をふるまう店などが出るようになったことが起源。お祭りなど賑わいのイメージが強い縁日ですが、もともとは信仰を深め、生活の必需品を揃えたりする場だったのです。

そぞろ歩きも、古都京都の醍醐味

世界遺産の物件を中心に、そぞろ歩きや散策を楽しむのも、古都京都ならではの旅の醍醐味です。例えば、「清水の舞台から飛びおりる」という言葉で有名な「清水寺」。本堂は、断崖の上に100本以上の巨大な柱によって支えられており、舞台からは京都の街を一望できます。春と秋の桜や紅葉のライトアップも幻想的で、国宝や重要文化財などその物件だけの見どころもたっぷりですが、市街地から寺に至るまでには、土産物店や洒落た雑貨屋などが軒を連ねる「清水坂」「茶碗坂」「産寧坂」「二年坂」などの小路があり、老若男女を問わず、そぞろ歩きが楽しめます。

また、室町幕府の足利義政が開いた山荘をルーツとする「銀閣寺」。庭園は、白砂を段形に盛り上げた「銀沙灘(ぎんしゃだん=中国の西湖の型)」と「向月台(こうげつだい=高さ180cmの円錐の上を切り取ったような形)」が、月の光を反射して銀閣を照らすという造形で、その美しさもさることながら、創造物としてまさに必見です。この銀閣寺を後に、永観堂辺りまで南に伸びる「哲学の道」をぜひ散策してみましょう。せせらぎに沿ってかわいいカフェや小さな寺院が点在し、春には桜の花びらが舞う中を歩くという楽しみにも出会えます。

世界遺産のお寺で、静かに心眼を開き、疲れを癒す

外とは別の時間が流れているかのような空間を持つお寺が多いのも古都京都です。例えば、禅の心を表す石庭があることで有名な「龍安寺(りゅうあんじ)」。わびさびの極致と言われるその石庭は、白砂を敷きつめた約25m~10mほどの庭ですが、そこに大小15個の自然石が向かって左から順に、5・2・3・2・3と数個ずつまとまって配置され、それぞれの石組みの周囲は緑の苔で縁取られています。その姿は、島が大海原に浮かんでいるようにも、雲海の中から山の頂が突き出しているようにも、また虎の親子が大河を渡っているようにも見え、人によって自由な解釈が可能な不思議な庭です。何もせず、過ぎ行く時間に身を任せるだけで、心が癒されるのを感じます。