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観光情報

日本の観光施設を巡る「屋久島(鹿児島県)」


屋久島(鹿児島県)

鹿児島空港から飛行機で約40分、鹿児島県佐多岬の南南西約60kmに浮かぶ円形の島、それが「屋久島」です。1993年、白神山地(青森県・秋田県)とともに日本で初めて世界自然遺産に登録された屋久島は、その総面積(約500km2)の約21%にあたる107.47km2が登録エリアとなっています。

屋久島は、一般に、推定樹齢7200年の「縄文杉」をはじめとする太古の原始林があることで知られていますが、実はその最大の特徴は、屋久島の位置が九州の南端からさらに南にあり、ほぼ岩と水でできた島であるにもかかわらず、亜熱帯から亜寒帯までの多種多様な動植物が共生していることです。例えば、屋久島にある九州最高峰の「宮之浦岳(みやのうらだけ)」は、冬には荘厳な雪山となりますが、そのふもとでは何とハイビスカスが咲きます。屋久島はまさに、「南北2,000kmに及ぶ日本列島の気候・自然を凝縮した島」と言え、これが世界遺産に登録された一番の理由です。

屋久島を楽しむなら、やはり、なぜそのような豊かな自然の営みが存在しているのかをまず知った上で、その類まれなる大自然にできるだけ触れられる計画を立てるのがおススメです。

自然遺産
1993年登録
登録地域
屋久島西部の海岸線~中央の山岳部にかけての107.47km2
該当する世界遺産の登録基準
(ⅶ)(ⅸ)

小さな屋久島に特殊な生態系が生まれた理由

小さな屋久島に特殊な生態系が生まれた理由

では、なぜ、1周約132kmの小さな屋久島に、そのような特殊な生態系が生まれたのでしょうか? 理由は、2つあります。

南北の気候が同居する屋久島

まず、ひとつめの理由は、地形です。屋久島には、九州最高峰の宮之浦岳(1936m)をはじめ、1,800mを超す高山がいくつもあり、1,000mを超える山に至っては40数峰も連なって存在しています。素晴らしい山岳美は「洋上アルプス」と形容されますが、この海岸から山頂までの"標高差"がポイントなのです。海岸から高山に向けて当然気温は低くなるため、屋久島では標高が高くなるにつれ、亜熱帯、温帯、亜寒帯と気候が変化します。そのため、北海道から九州までの気候が屋久島という緯度・経度がほぼ同じエリアに存在することになり、亜熱帯から亜寒帯までの植物が一つの島で住み分ける「垂直分布」という多様な植物相が見られるのです。

高山と海がつくりあげた豊かな太古の森

屋久島は、花崗岩の島です。一般に植物が育ちにくい花崗岩の屋久島に、驚くほど豊かな森が広がっているのは、洋上アルプスと称される山々に、暖流の黒潮がもたらす南海の湿気たっぷりの風がぶつかり、島全体に多量の雨を降らせるためです。年間平均降水量は平地部で約4,500mm、山間部では8,000~10,000mmにもなり、日本の年間平均降水量の2倍をはるかに超えています。このため、屋久島では「月に35日は雨」と表現されるほど。この大量の雨が亜熱帯から亜寒帯まで全ての植物に大いなる命を与えています。ふたつめの理由は雨の多さなのです。この雨の恩恵で、屋久島には約1,500種(日本の植物種の実に7割以上)の植物が生息しています。さらにヤクシマシオガマなどの固有種は約40種、屋久島を南限とする植物が約140種、北限とする植物が約20種もあり、杉の南限もここ屋久島となっているのです。

太古の森で出会う「縄文杉」や「ウィルソン株」

屋久島の代名詞とも言えるのが、樹齢7200年とも2500年とも言われ、いまだ、その誕生が謎に包まれている「縄文杉」です。幹周約16.4m、樹高約25.3mを誇る屋久島に自生する最大級の屋久杉で、幹の造形が縄文式土器の一種、炎を象った火焔土器に似ていることからこの名が付いたと言われています。最もポピュラーな荒川登山口から歩いて5時間近くかかりますが、毎年、年間10万人近くが訪れるスポットです。途中、翁杉、大王杉(樹齢約3000年)、夫婦杉(樹齢約2000年=2つの杉が合体)と、有名な屋久杉が次々と目の前に。その中で切り株であるのに存在感たっぷりなのが、アメリカのウィルソン博士によって世界に知らされた「ウィルソン株」です。豊臣秀吉が京都の方向寺建立のために伐採したもので、もし順調に生育していたら、縄文杉を超えるばかりか、おそらく日本最大の樹木であっただろうと言われています。中心部は10畳くらいの広い空洞になっており、 内部からは天空を望むこともできます。

もののけ姫の世界「白谷雲水峡」と水の島を実感する「大川の滝」

白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)」は、神々の住まう大自然と人間社会の共生を描いたスタジオジブリの映画『もののけ姫』の森のモデルとなったところ。樹木も岩も、全てが苔でびっしりとおおわれた、神秘的な静けさに包まれた屋久島の森の代表的スポットです。原生林の中での森林浴を手軽に楽しめる場所でもあります。

そして、"水の島"でもある屋久島では、山中のいたるところに滝がかかっていますが、中でも滝壷近くまで歩いて行ける「大川の滝」はおススメです。実はここから海までは歩いて5分ほど。まるでプライベートビーチのような落ち着いた雰囲気の美しいビーチがあります。

山だけでなく、「森と海の物語」に触れるのも屋久島の醍醐味

そして、もうひとつ。山や森のイメージが強い屋久島ですが、森が豊かだからこそ注目してほしいのが、森と海の関係。島に降るたくさんの雨は森に蓄えられ、栄養分豊かな水となって川に注ぎ込み、海へと運ばれ、多くの海の生き物を育みます。時間があればぜひ海でのアクティビティも体験してみましょう。屋久島の永田地区は北太平洋におけるアカウミガメの最大の産卵地として知られており、水中では1年を通してアオウミガメがよく見られます。