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旅行に行こう「世界遺産とは-始まりと定義」



1978年、アメリカのイエローストーンやエクアドルのガラパゴス諸島など12件が最初の登録を受けて以降、現在まで(2013年6月現在)全世界で981件の地球と人類の宝が「世界遺産」として、私たちの前にその姿を現してくれています。自然の創造力のすごさに思わず言葉を失う「自然遺産」、先人たちの叡智の素晴らしさを「驚愕」を持って楽しめる「文化遺産」。今、私たちには、世界遺産という「とてつもなく面白い旅」に出会うチャンスがあるのです。

知っているようで知らない「世界遺産」

知っているようで知らない「世界遺産」

「世界遺産」-そのネーミングだけで、「地球規模で大切なもの」だということはわかりますが、具体的にはどのようなものなのでしょう? 実は意外とその実体を知らない人も多いのでは? キーワードは「世界遺産条約」です。

世界遺産誕生のきっかけ

世界遺産は、国連の専門機関のひとつ、「ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)」の第17回総会(1972年)において、『世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約』(通称「世界遺産条約」)という国際条約が採択されたことにより、登録が始まりました(世界遺産条約の発効は1975年、第1号の世界遺産登録は1978年)。では、そのきっかけは何だったのでしょうか。

1960年代のことです。ナイル川の氾濫に頭を悩ませていたエジプトで、他国の援助を受けたアスワンハイダムの建設の話が持ち上がりました。しかし、このダムを建設することによって、古代エジプト文明の遺跡でもある「ヌビア遺跡」はダムの底に沈むことになります。そこで、ユネスコが、この遺跡群を移築して保存する救済キャンペーンを行なったところ、世界60ヵ国が賛同。この時に"人類共通の遺産"という世界遺産条約の基本的な考え方が広がり、1972年の「世界遺産条約」の採択へとつながっていったのです。

≪コレ!知っておこう≫ 世界遺産とユネスコ

ユネスコは、パリに本部を持つ国際連合の専門機関。日本での窓口は、文部科学省の中の「日本ユネスコ国内委員会」です。そのユネスコの活動のひとつが、世界遺産条約に基づき設置された「ユネスコ世界遺産センター」において、世界遺産を守り伝えていくための枠組みをつくること。例えば、条約締約国に対して、世界遺産に登録すべき物件の推薦を働きかけたり、遺産保護のための技術協力を行ったり、締約国が世界遺産の保護・保存・整備などをスムーズに行えるように支援しています。

世界遺産の定義

世界遺産登録リストにあるものは、遺跡、建築物、自然、都市の景観と、そのかたちは様々ですが、次の点で一致しています。

「世界遺産とは、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から現在へと引き継がれてきたかけがえのない宝物。現在を生きる世界中の人びとが過去から引き継ぎ、未来へと伝えていかなければならない人類共通の遺産」(ユネスコ)

つまり、世界遺産の登録とは、世界中の顕著で普遍的な価値のあるものを、国や民族・人種の壁を越えて共通の宝物として守り、次世代に伝えていくことを目的としているのです。