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ミサや日曜礼拝に1度は参加してみたいなと思っている人は多いのではないでしょうか。仏教では座禅会などに気軽に参加できますが、ミサや日曜礼拝は信者以外には、立ち入りづらい雰囲気があります。実は、ミサや日曜礼拝は、誰でも参加することができます。どの教会も信者以外を拒むようなことはありません。ミサや日曜礼拝に参加した場合に知っておくべき注意事項と、キリスト教の歴史をご紹介します。

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井元 ミカと沢城 忠孝
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2019年1月10日

【優しく解説】教会の「ミサ」「日曜礼拝」初心者ガイド

【優しく解説】教会の「ミサ」「日曜礼拝」初心者ガイド

ミサや日曜礼拝に1度は参加してみたいなと思っている人は多いのではないでしょうか。仏教では座禅会や講話などに気軽に参加できますが、ミサや日曜礼拝は信者以外には、神聖ゆえに立ち入りづらい雰囲気があります。

実は、ミサや日曜礼拝は、誰でも参加することができます。プログラムや儀式を説明したリーフレットを用意している教会もあり、信者以外を拒むようなこともありません。

ヨーロッパの小説や文化に対する理解を深めるために行きたい、単にミサを見てみたいという軽い好奇心、と教会のミサや礼拝をのぞいてみたい理由はいろいろです。参加の理由は何であれ、ミサの時間に入ってみると、普段見ている教会とはひと味違う風景が見られるかもしれません。

とはいえ、キリスト教でもカトリック、プロテスタントなど多数の教派があります。それぞれの教派に適した振る舞いができるよう、それぞれの歴史とミサや日曜礼拝に参加する場合の注意事項をご紹介しましょう。少しだけでも知識を持って参加すれば、より信者の方々に近しい気持ちでミサや日曜礼拝に赴くことができると言えます。

カトリック誕生のあとプロテスタントが派生した

カトリック誕生のあとプロテスタントが派生した

キリスト教の誕生(カトリックの誕生)

まず、教会を訪れる前にキリスト教の成り立ちについて知りましょう。キリスト教は、イエス・キリストが神の子として生まれ、各地で教えを説いたのち、人々が救済されるように十字架に架けられ殉死し、その後復活したというエピソードを持つ宗教です。

西暦ではイエス・キリストが生まれた年を基準にして年を数えています。つまり、イエス・キリストが生まれた年が紀元1年となっているのです。ヨーロッパにおいて、イエス・キリストが大きな影響力を持つことが窺えます。

イエス・キリストはユダヤで生まれたユダヤ人で、キリスト教の基盤はユダヤ教です。ユダヤ教とキリスト教の違いは、ユダヤ教はユダヤ人のためだけの宗教であるのに対し、キリスト教は世界中、すべての人が神の前に平等であるということになります。

キリスト教の広がり~カトリックの発展

キリスト教の持つ神の前に人はみな平等であるという思想は、1~4世紀末までローマ帝国の政治と相容れず、迫害が続きます。それにもかかわらず、キリスト教を信じる人は増え続け、とうとう313年のミラノの勅令により、信仰が公認されました。

キリスト教は、ローマ帝国で信仰を認められるとさらに信者を増やしていきます。初期のキリスト教では、ローマ教皇はさほど力を持っていたわけではありませんが、5世紀ごろから徐々に政治にも影響力が出てきました。

プロテスタント~宗教改革によって生まれたキリスト教

カトリックは次第に政治と密着した関係を持ち、政治に口出しをするようになります。16世紀初頭には免罪符を大量に発行し、天国へ行きたい人々に売り付けて「神の赦し(ゆるし)」をお金で得るということもしていたのです。

このようなカトリックの腐敗した体制を改善するために、1517年(永正14年)にルターがローマ教皇に抗議したことから、ヨーロッパ各地で宗教改革が始まります。カトリックのローマ教皇から離れて宗教活動を始めました。

ドイツ宗教改革ではルターが活躍し、ルーテル教会の基礎を築きます。

スイス宗教改革でツヴィングリやカルヴァンが立ち上がります。

そして、ピューリタン、バプテスト、メノナイトなどの宗派に別れていきました。

プロテスタントはカトリックの権威主義を否定し、聖書を読むという行為を重んじる思想を保持しました。そのため、ほとんどのプロテスタント教会は質素な造りになっています。

カトリックとプロテスタントの違い

ミサと礼拝

日曜礼拝はプロテスタントの場合の呼び名で、カトリックの場合はミサと呼びます。呼び名は違いますが、基本的には祈り、賛美歌、聖書朗読、牧師または神父のお話といった構成です。プロテスタントの場合、教会ごとに違いがあり、ギターで賛美歌を歌うカジュアルなところもあります。

神父と牧師

カトリック教会にいる人が神父、プロテスタント教会にいる人が牧師です。牧師というのは、「羊飼い」という意味のラテン語「pastor」を翻訳した言葉で、羊飼いという言葉には、人々を正しい方向に導くという意味があります。

直接話しかけるときは、「先生」と呼びかけて下さい。ただし、教派によっても牧師の位置付けは違います。教派だけではなく、個人でも違い、人によっては名前で呼んでほしいという方もいますので、どのように呼びかけるかは、その場の状況で判断して下さい。

カトリック教会では、神父様、または神父さんと呼ぶことが一般的です。ちなみに正教会でも神父という呼び名を使っています。

プロテスタントの多くは、既婚者も牧師になれますし、牧師になってから結婚することも可能です。また、女性の牧師も存在します。一方、カトリックでは神父は結婚せず、一生独身でいる必要があり、神父も男性のみです。

マリア信仰と偶像崇拝~カトリックとプロテスタントの場合

カトリックの特徴としてはマリア信仰があります。イタリアやスペイン、マルタ島などでは小さな村にも大きな街にも聖母像が街中にあり、日本のお地蔵さんを思い出す人も多いでしょう。庶民にとっては昔からある信仰で、日本の村の鎮守と同様の感覚です。

カトリックの教会やカテドラルには、十字架に磔(はりつけ)にされ、血を流しているキリスト像や聖母マリア様に抱かれた赤ちゃん時代のキリストの絵や像が飾られています。

聖母や聖人を信仰することは、多神教にも繋がるため、プロテスタントではマリア信仰はありません。プロテスタントは偶像崇拝を禁止しているところも多く、教会に置いてある十字架もキリスト像が付いていない木、または鉄を十字に組んだだけの物です。

ミサや日曜礼拝の流れ

ミサや日曜礼拝の流れ

日曜礼拝に参加するには

ミサや日曜礼拝に参加する場合、入り口で初めて参加することを告げましょう。注意事項やマナー等を教えてもらうのと同時に、ミサ・日曜礼拝の聖書朗読について簡単に説明したリーフレットを貰えることが多いです。

基本的にはリーフレットの指示に従いつつ、周りの人と同じようにしていれば問題はありません。賛美歌を歌うために必要な聖歌集も置いてあります。リーフレットは持ち帰って良い場合が多いのですが、聖歌集は、ミサ・日曜礼拝が終わったらもとのところに戻しましょう。

歌を歌うときには番号の指示がありますが、ページ数を指しているわけではありません。聖歌の番号で、題名の上に書かれています。歌えない場合はハミングでメロディーを追いかけるだけでも問題ありませんし、聞いているだけでも大丈夫です。雰囲気を楽しみましょう。

ミサ(カトリック)の特色

カトリックの場合、ミサでは毎回「聖体拝領」があります。聖体拝領は、キリストと弟子たちが過ごした最後の晩餐を模し、キリストの体を受け取る儀式です。パンはキリストの肉、ワインはキリストの血を表しています。儀式の際には小さく切ったパンを受け取り、食べましょう。

しかしながら聖体拝領は洗礼を受けた人だけが受けることのできる儀式です。聖体拝領をしている間、洗礼を受けていない人は着席したまま見学していましょう。プロテスタントの人もミサに参加できますが、カトリック教会の聖体拝領は受けられません。

ミサの途中で「奉納かご」が回ってきたら、献金を入れます。金額に上限、下限はなく、お金を入れずに次の方へ回しても、問題はありません。

ちなみに「奉納かご」が回ってこない場合や、献金用の封筒を渡されなかったが、何らかの寄付をしたいと思う場合もあるでしょう。そのようなときは、堂内に献金箱が置いてあるので、お礼の気持ちとしてお金を入れることができます。

日曜礼拝(プロテスタント)の特色

プロテスタントの「聖体拝領」は、「最後の晩餐」に由来する聖餐式(せいさんしき)という儀式のときのみに行ないます。

プロテスタント教会の場合は、入り口で献金用の封筒を渡される場合もあります。封筒の場合は奉納かごと同じで、入れる金額に決まりはありませんし、お金を入れずに、そのまま返却しても構いません。

プロテスタント教会では、日曜礼拝のあとに昼食を用意しているところもあります。昼食代は300円くらいが普通で、初めて参加の場合は無料で招待してくれるかもしれません。もう少し話を聞いてみたいなと思ったら参加しましょう。もちろん、終わってすぐに退場しても問題ありません。

ミサまたは日曜礼拝で気を付けたいこと

ミサまたは日曜礼拝で気を付けたいこと

仏教寺院やお宮が自由に入れるように、教会も基本的には誰でも入れる場所です。

建築物を鑑賞したり、歴史を学んだりするために開かれていますが、内部に入った場合には、気を付けなくてはならない点があります。ミサや日曜礼拝など儀式に参加する場合は、さらに注意すべき点があるので、チェックしておきましょう。

ミサ、日曜礼拝の時間を確認しよう

ミサや日曜礼拝は、教会ごとに開始時間が違います。ホームページで確認して、遅れないように行きましょう。もちろん、遅れたとしてもミサや日曜礼拝に参加できます。

初めてのときは、儀式のプログラムや何をすれば良いのかなど、戸惑うことも多いため、できれば早めに行って初めての参加であることを伝え、リーフレットやプログラムを受け取り、説明をしてもらいましょう。

ミサや日曜礼拝は予約なしで大丈夫

ミサや日曜礼拝に参加する場合、予約が必要なのかどうかは気になるところです。しかし、予約なしで突然参加しても問題はありません。旅行先で、きれいな教会やカテドラルを見付けて、たまたまミサが行なわれていたら入ってみるのも良い思い出になるかもしれません。イタリアやスペイン、フランスの教会やカテドラルでも同様です。

カテドラルとは、キリスト教における司教座のある聖堂、つまり教区で一番メインになる大きな教会で、大聖堂と翻訳されることもあります。

ヨーロッパでは、多くの教会やカテドラルは、美術館のようになっていて入場料を払う場合もあるのが特徴。中にはフランスにあるノートルダム寺院のように、信者のために開かれた場所としてミサを頻繁に行なっており、入場料が無料の教会もあります。ミサで朗唱している聖書の意味が分からなくても、音楽のように聞いているだけでも心地良いです。

ミサの時間に入れなくても、聖歌隊が練習をしていることがあります。堂内に響く歌声を聞くのも楽しいものです。

肌を露出する服以外はOK、でも礼儀正しく振る舞おう

特別な服を着用する必要はありませんが、必要以上に肌を露出した服は避けて下さい。夏の暑い日にタンクトップやキャミソールなどを着用する場合は、カーディガンやジャケットを持参して羽織りましょう。ミニスカート、ショートパンツ(短パン)、ビーチサンダルもNGです。

座り方にも気を付けましょう。仏教寺院で正座をするのと同様で、作法が必要です。脚を組まず、きちんと腰掛けて下さい。

教会内で触れるべきではない物や撮影について

まず、内陣(ないじん)は立ち入り禁止です。内陣というのは、教会やカテドラルの神聖な祭壇で、聖職者のみが入ることを許可されています。信者も含む一般の人は、絶対に立ち入り禁止です。内陣内でなくても教会にある物、聖書や祭礼品などは触らないで下さい。

特に入り口に置いてある、聖水には触らないようにしましょう。
聖水は罪を清めるための水で、信者は入ってから指を浸し、十字を切ります。しかし、洗礼を受けていない人はする必要がありません。

基本的に写真撮影も禁止です。写真撮影が許可されている教会でも、フラッシュは焚かないで下さい。もちろん、ミサが始まったら写真撮影は禁止です。

子ども連れでも大丈夫

子どもを連れて行っても大丈夫なのか、不安になる方もいるでしょう。しかし、基本的に子連れだからといって拒否されることはありません。カトリック、プロテスタントかかわりなく、すべての人に信仰は開かれている、というのが教会の考えであるためです。

とはいえ、不安に思う場合もあるようであれば、行く前にはまずホームページで確認しましょう。「泣いても大丈夫です」と書かれている場合もありますし、「大きな声を出さないように注意していれば連れてきても構いません」と書かれている場合もあります。不安であれば、事前に電話で相談してみましょう。

※この記事は、2018年6月時点の情報に基づいて作成されています。

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