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お寺へ参拝に訪れたときに、神社での参拝手順と混同し、迷ってしまうことはありませんか?お寺への正しい参拝方法は、日本人なら知っておきたいマナーのひとつ。お寺も神社も参拝をする場所という意味では同じですが、考え方に大きな違いがあります。そのため、お寺での参拝方法は神社で行なう方法と異なるのです。そこで今回は、お寺の正しい参拝方法を解説していきます。参拝へ出かける前にもう一度確認しておきましょう。

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井元 ミカと沢城 忠孝
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2018年10月25日

【もう一度確認!】神社とは違うお寺の正しい参拝方法

神社とは違うお寺の正しい参拝方法

お寺へ参拝に訪れたときに、神社での参拝手順と混同し、迷ってしまうことはありませんか?お寺への正しい参拝方法は、日本人なら知っておきたいマナーのひとつ。しかし、ただやり方を覚えるだけではなく、お寺についての知識を持つことによって、より充実した時間を過ごすことができます。

例えば、「お寺と神社はどこが違うか?」と問われると答えに困ってしまうのではないでしょうか。お寺と神社のどこに違いがあるかは、成り立ちをたどることで理解できます。お寺は、ブッダが開祖とされ、日本に伝わってきたものです。仏法の教えに従うと国を鎮めて護ることができるという考えのもとに、祈願場として建てられました。

一方、神社は日本人が古来より信じてきたものがもとになっています。山や草木など万物に魂が宿っていると考え、多くの神々を崇拝してきたものです。神々が宿り神聖とされる場所に祭壇が設置され、小屋が建てられるようになり、やがて社殿や本殿へと発展していきました。

お寺も神社も参拝をする場所という意味では同じ目的ですが、考え方に大きな違いがあります。今回はお寺を中心に、参拝方法の確認をしていきましょう。

お寺参拝の歴史

お寺参拝の歴史

日本人の生活に古来より関係を持ってきたお寺ですが、その成り立ちや、私たちが参拝を行なう意味に関しては知らないままでいることが多くあります。何故昔から人はお寺へ参拝に出かけるのでしょう。お寺の成り立ちから振り返ってみます。

お寺の参拝と人々の歴史

仏教が日本に入ってきたのは6世紀半ばのこと。インドから中国へ伝わったものが朝鮮半島を経て、日本へと移入しました。最澄が開いた天台宗や、弘法大使の空海が開いた真言宗は、唐から伝来したもの。巡礼で有名な四国八十八ヶ所も空海が開創したものです。日本の仏教の基礎を作ったとされているのが聖徳太子法隆寺四天王寺を建立し、人々が法相宗(ほうそうしゅう)を学ぶ場所としての役割を持っていました。

平安時代までは教えや修行の場として利用されていましたが、鎌倉時代に入ると天災や戦乱により一般の人々は多くの苦悩を抱えます。そこで生まれたのが救いの願いへ応える役割を持つ仏教です。元来、修行僧が行なってきた四国八十八ヶ所の遍路は、江戸時代の中頃になると弘法大使を信仰する人々が日本全国から訪れるようになり、現代の参拝へと繋がりました。

現代における参拝の意図

文化庁が発表している宗教年鑑によると、2017年(平成29年)の仏教系宗教団体の法人数は合計で77,000以上にのぼっています。現代では、お寺に参拝するのは宗教を信仰している人だけではありません。初詣をはじめ、願い事の成就や感謝を伝えるためなど参拝の理由も様々です。

人生の目的意識を持って参拝したり、パワースポットとして知られる有名なお寺に参拝したりする人も多く見られます。また、文化や芸術といった一面が外国人からも支持されており、観光でお寺を訪れ参拝する機会が増えているのも特徴です。

例え信仰がなくとも、日本人であれば生まれつきお寺や神社と一切かかわらないで暮らしてきた、という人も殆どいないでしょう。現代もお寺に足を運ぶ人が絶えないのは、どこか懐かしくて安心するような心地を覚えるからかもしれません。訪れたいと思えば気軽に足を運べるのが、お寺の良いところです。大きな理由がなくとも、行きたいと思ったら参拝に出かけてみましょう。

お寺の正しい参拝方法を確認

お寺の正しい参拝方法を確認

ここからは、お寺への正しい参拝方法について解説していきます。参拝へ出かける前に、もう一度正しい手順を確認しておきましょう。

三解脱門の意味を持つ三門で一礼

お寺の入り口にある三門(山門)は、俗世と仏教の世界を分けている境界線です。帽子などは入り口の前で脱ぎ、衣服を整えましょう。三門(山門)を通ると仏の国となるため、足を踏み入れる前に手を合わせて一礼します。三門(山門)を通るときは敷居を踏まないようにし、中に入ったら道の端を歩くように注意して下さい。

参拝の前に心身を清める手水舎

ご本堂に向かう前に、手水舎で心身を清めましょう。古くから水は身のけがれを洗い流す物とされてきました。まず、右手に柄杓(ひしゃく)を持ち、水を一杯汲んだら左手を洗い流します。次に柄杓を持ち替えて同じように右手も洗い流して下さい。再び右手に柄杓を持ち替えたら、左手に水を注ぎ、口をすすぎます。終わったら左手を洗い流して、最後に柄杓を縦にして柄に向かって水を流し、もとに戻して完了です。水を含むときに柄杓を口に付けたり、水を飲んだりしないようにしましょう。

許可があれば鐘楼をついて挨拶

お寺にあるは、参拝前に仏さまへ挨拶をする意味を込めてつく物です。参拝後に鐘をつく「戻り鐘」は好ましくありません。また、一般の参拝者が鐘をつくことを禁止しているお寺もあるので、ルールに従いましょう。

常香炉(じょうこうろ)で身を清める

常香炉ではお香が焚かれていて、邪気をはらって身を清めてくれるという意味があります。自分の悪いところに煙を付けて無病息災を願う人が多くいますが、参拝の前に煙でけがれを清めて落とすためにある物です。常香炉には龍があしらわれていることから、煙とともに災いをはらう龍が境内を巡って清めてくれているとされています。

お賽銭を入れたら手を合わせてお祈り

ご本堂では、手を合わせて拝んだらお賽銭を入れます。お寺にある鰐口(わにぐち)は、参拝の挨拶や音色をお供えするという意味があるので、鳴らすのを忘れずに。最後に手を合わせて一礼して下さい。お寺では拍手を打たないので注意しましょう。

また、阿弥陀如来をご本尊とする浄土宗のお寺では、手を合わせて一礼してから「南無阿弥陀仏」と10回となえて一礼します。

神社の参拝方法との比較

お寺と神社の参拝方法の違いとはどこなのでしょうか。お寺のように神社にも入り口に鳥居があり、神様のいる聖域との境界線となる意味を持っています。参道の真ん中は正中という神様の通り道なので、真ん中を歩くことを避けるのがルール。

お寺と同じく手水舎で心身を清めて参拝の準備をしますが、大きく異なるのは「お線香は上げないこと」と「お参りのときに拍手を打つこと」です。神社の参拝方法は二礼二拍手一礼の作法で、深く二礼したら、二拍手して祈りを伝え、終えたら深く一拝します。

お寺の参拝でしてはいけないこと

お寺の参拝でしてはいけないこと

お寺への参拝で気を付けたいのが服装です。フォーマルな恰好、厳格な恰好をする必要はありませんが、過度に肌を露出したファッションは参拝に適していません。また、グループで参拝するときに大きな声ではしゃぐのもマナー違反です。特に旅先では気分が高揚してしまいがちなので、気を付けましょう。

また、お寺にロウソクと線香が用意されていたら、献灯や献香を行ないます。このとき、ロウソクや線香の火を、先の参拝者が点けた物から受けてしまうと、「業を受ける」とされ縁起が良くないので注意して下さい。

お寺参拝の疑問を解決しよう

お寺参拝の疑問を解決しよう

お寺を参拝するにあたって、普段足を運ばない人であれば疑問や不安を抱くこともあるでしょう。せっかく静謐な時間を過ごせるお寺で、あれこれ気にかけて忙しない気持ちになってしまうのはもったいないです。細かいようで実は気になるお寺の疑問について、ひとつずつ解決していきましょう。

参拝を避けた方が良い時間帯はある?

いつでも参拝はできるはず、と思って足を運んだ先で、お寺が閉まっていたという経験はありませんか。多くのお寺では参拝時間が決められていて、開門時間が9時前後、閉門時間は17時前後となっている場所が多いです。桜や、紅葉シーズンのライトアップによる夜間参拝、年末年始の初詣など、季節によって参拝可能な時間が変動することもあります。お寺を訪れるときは、参拝してはいけない時間を事前に調べておきましょう。

お賽銭の金額に目安はある?

お寺でのお賽銭には「己の欲を捨てる」という意味合いがあります。仏教は自分の煩悩を捨て、悟りを開くことを目指す宗教であるため、参拝時のお賽銭は修行の一環としても捉えることができるのです。こういった喜びながら欲、煩悩を捨てることを仏教用語では「喜捨(きしゃ)」と呼びます。

とはいえ、大金を投げ込む必要はありません。喜んで捨てなければならないわけですから、もったいないと感じながらお賽銭を入れたり、これだけ入れたのだから願いが叶うはずだ、と見返りを求めたりしてしまうと、煩悩から離れられたとは言い難くなってしまいます。あくまで自分が喜んで寄付し、すっきりとした気持ちで手を合わせられる金額にしましょう。

ペット連れの参拝はOKなの?

ペットも家族の一員、と考えている人にとっては残念ですが、寺社仏閣ではペット同伴の参拝は禁止にされている場所が多いです。そもそも動物自体がけがれとして見られていたため、神聖なお寺、神社に連れていくのはルール違反とみなされていました。

しかし、近年ではペット用のお守り、お札を発行している寺社仏閣もあるほどです。大切な家族であるペットと一緒にお寺の参拝をしたいという場合は、可能なお寺を事前に調査してみましょう。

事前知識を持ったうえでお寺を参拝すれば、リラックスした状態で仏様と接することができます。ぜひ、普段の煩悩も忘れられるような、落ち着いた時間を過ごして下さいね。

※この記事は、2018年6月時点の情報に基づいて作成されています。

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